アクセスマップ

プジョー長崎

住所〒859-0401
長崎県諌早市多良見町化屋1870
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TEL0957-27-2233

営業時間10:00-18:00 

定休日毎週水曜日、第1・第3火曜日 (但し、年末年始・GW・お盆期間は定休日以外にもお休みを頂く場合がございます)

アクセス方法*多良見IC・長崎バイパス(多良見)を出て諌早方面へ車で約5分。
もしくは諌早ICから、長崎方面へ車で10分。
(国道34号線沿い)

*JR喜々津駅から国道長崎方面へ徒歩5分。

*慈恵病院バス停

スタッフブログ

野母崎半島巡り ③ 『樺島:オオウナギ』

[2010/02/09]L'avis du lion.【ライオンの囁き】   Club PN
野母崎半島巡り ③ 『樺島:オオウナギ』
野母崎半島の最南端に位置する「樺島」。

長崎から南下し、そして樺島大橋を渡ると野母崎町樺島へと到着します。

樺島というと、口ノ鼻、貝瀬、桃瀬。。。そんな魅力的な瀬が至る所に。釣り人にとっては魅力的な磯釣りのポイントが集中しています。

そんな樺島なのですが、国指定天然記念物の「オオウナギ」も生息しています。申請した当時は生息最北端なんて言われていて、学術的にも非常に貴重だとか。。。

そして、何といってもこのオオウナギ。普通の井戸に生息しているんですね。これもまた驚きです。どうやって入ったのか?どうやって生きているのか。。。餌は?

今回のはそんな樺島のオオウナギをレポートします。
野母崎半島巡り ③ 『樺島:オオウナギ』
樺島に入り、きれいに整備された道を進んでいくと、その道の最終地点のところに看板がでています。ここからは、道が狭いので徒歩で行った方が賢明ですね。看板の所にクルマは止められるようです。

で、クルマを降りて歩くこと3分。民家の間にイキナリその井戸は姿を現しました。

井戸には金網がかけられており、覗いてみたんですが、姿が見えません。看板には、最近、水質悪化により、水面まで顔を見せることが少なくなった!と書かれていました。

しかし、その為かいつでもこのオオウナギが見れるように水槽で2匹飼われていました。
野母崎半島巡り ③ 『樺島:オオウナギ』
それにしても、デカイ!直径15cmは最低でもありそうでした。

しかし「ウナギ」というより、「ウツボ」に見えるのは私だけでしょうか?色も茶色。。。
野母崎半島巡り ③ 『樺島:オオウナギ』
この水槽で飼われているオオウナギは井戸にいるオオウナギと同じ種類のものだそうで、体長180cm、体重28kgにも達する大型の熱帯産ウナギなんだとか。。。

分布も幅広く、西は東アフリカ、東は太平洋中部のタヒチやマルケサス諸島まで広く生息しているそうです。日本はその北限に近く、屋久島以南では頻繁にみられるものの天然記念物を申請した当時はこの井戸が世界最北端だったそうです。

野母崎半島巡り ③ 『樺島:オオウナギ』
*長崎市教育委員会設置看板から転記

◎ 国指定天然記念物 『オオウナギ生息地』

 この井戸に昔から生息するオオウナギ(学名:Anguilla marmorata)は熱帯に分布する種であり、背面と体側が黒褐色で淡黄色の斑点を有する。井戸の直径は約1.5mであるが、代々のオオウナギは最大で、体長1.8m、体重17kg、胴回り50cm程度まで成長する。
 井戸の起源は明らかではないが非常に古いもので、いつ頃からかオオウナギが住みつくようになった。
 指定当時はこの生息地が世界におけるオオウナギ分布の北限ともいわれ、学術上貴重なものとして国の天然記念物に指定された。

長崎市教育委員会(平成20年2月設置)



まあ、樺島に行ったらご覧になってみてはいかがですか?運がよければ井戸のオオウナギに会えるかもしれませんよ!