様々な商品の値付けには、税込でも980円や1,980円など、「9」や「8」とかが多く使われているのをよく目にします。反対に510円とか1,010円とかが少ないですよね。
税込みで、500円!とか1,000円!とか言ってくれると、お釣りも無く計算が面倒でもないんでしょうけど。。。
どうして、あえてキリの良い値段にしないのでしょうか?ちょっと不思議ですよね。
今回は、どうして値段を付けるのにキリの良い数字にしないのかを考えてみようと思います。
キリの良い値段にしない訳は???
後から値上げをしやすいようにする為かもしれません。
たとえば、ある商品が1,000円だったとします。その商品を10円値上げした場合、1,010円となり、誰でもその商品を値上げしたことに気付かれてしまいます。さらに、今まで1,000円札1枚で良かったのがさらに10円を用意する必要があります。さらに、その時に10円玉が無ければ、たくさんの小銭のお釣りをもらうハメになりますよね。これもまた面倒。購買意欲にもちょっとした不満となりかねません。
もし、これが980円だったものが990円になったとする場合はどうでしょうか?お客さんは、1,010円の時ほど気にしない場合が多いのと、もしかしたら値上げしたことなんかに気付かない人もいるかもしれませんね。
また、人間の心理としては、「1,2,3,4」の数字は、実際の値段の数字よりも高く感じ、「6,7,8,9」は実際の値段の数字よりも低く感じます。
たとえば、「480円と530円」「520円と570円」。どちらが値段の差があるような感じますか?それぞれの金額の差は同じなんですが、「480円と520円」の方が値段の差があるように感じてしまいます。
まあ、いずれにしても消費者の購買意欲を掻き立てる数字が「6,7,8,9」ということになるんです。
ならば、「5」という数字は丁度中間ということになります。これは、もしかしたら、値上げ前提の数字なんでしょうか?値上げ幅が一番多く、さらに高いと感じさせることもない数字ということになるんでしょうかねぇ~(笑)