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クルマ。

最近は、電化製品じゃないのか？と思ってしまうほどの電装品や駆動装置などが装備されています。

そのクルマの命とも言える「バッテリー」。

さあ！と思ってクルマに乗りこんでキーを回したら。。。

カチカチカチッ！あれ？エンジンが掛らない！

こんなトラブルに見舞われた事がある方は多数いらっしゃると思います。バッテリーも消耗品なんで、寿命があるのです。

そんな時には強い味方！ブースターケーブルを装備しておきましょう！お願いして、他の人のクルマから、ちょっとバッテリーの電気を拝借してエンジンを掛けさせてもらえたりします。

今回は、ちょっとしたバッテリーとブースターケーブルのお話です。

ご存じの方もご確認の意味で、どうぞご覧ください。

ブースターケーブルの正しい装着手順

バッテリーが上がったクルマをA車とします。そして、救援車をB車とします。

① A/Bとも、バッテリーカバーが付いていればカバーを外します。そして、A車のバッテリーの＋側の突起部分へ赤い方のケーブルの線を取り付けます。洗濯バサミの要領で噛みつかせます。


② B車のバッテリー＋側の突起部分へ、赤の線のもう片方を取り付けます。


③ B車のバッテリーの－側の突起部分へ今度は黒いケーブルを取り付けます。

④　A車のエンジンブロックの輪っかの様なフック（直接バッテリーの－の突起部分に取り付けるよりもクルマにやさしいです）などに取り付けます。


なぜ順番があるか？と言うと、ショート防止なのです。必ず守るようにしましょう！


⑤　B車のエンジンを空ぶかし（2000r.p.mぐらいでOK。それ以上は、効果はあまり変わりません）し、A車のエンジンを掛けます。

もし、それでもエンジンが掛らなければ、そのまま30秒～1分ほど待ちます。そして、バッテリーがあがっているクルマのエンジンを再度かけます。

＊この時、ブースターケーブルの線の熱に十分ご注意ください。熱くなるようでしたら、即座に中止してください。


⑥　A車のエンジンがかかったら、今まで取り付けた反対の順番でブースターケーブルを外します。


こんな感じなんですが、1分ほど待つ！ってのがポイントなんですね。これは、上がったバッテリーに充電をする！って事なのです。お試しあれ。。。但し、その時は、必ず線の真ん中ぐらいを時々握って確認しておきましょう。熱により発火する場合があり危険ですので注意が必要です。

もし、それでも掛らないような完全に上がってしまったバッテリーは、アイドリングのまま10分～30分ほど放置しておくという方法がありますが、これもブースターケーブルの熱には十分確認し注意してください。ケーブルが熱くなってきたら線を外して冷ましてから再度お試しください。

◎ ブースターケーブルを購入する際は、どんなものがいいでしょうか？

ブースターケーブルを購入する際は、出来るだけ線が太いものを選ぶようにしましょう。


完全に上がったバッテリーでは、コードが細いタイプは、エンジンを掛ける為の作業などを行う際、熱を持ち最悪の場合は発火する可能性が高くなります。

また、太い線の方が電気を流す容量？が大きい為、エンジンがかかりやすいのです。

細い（80A）のはせいぜい軽自動車ぐらいまでだと私は思います。実際、無いよりはマシ！ってぐらいの感じでしょうか。ですから、100A～120A  長さは、3.5～5mタイプぐらいが一番トランクにも保管しやすく、使いやすいでしょうかねぇ～。お値段は、細いタイプよりは割り高ですが、いざ！って時を考えると、決して高い金額ではないと思います。必ずクルマのトランクに装備しておくことをお勧めいたします。


なにはともあれ、日頃のバッテリーのチェックを忘れずに！って言いたいのですけど、最近はメンテナンスフリーのバッテリーが多く、中の液量が外から確認できないようになっていますので、なかなか分かりづらいものになっています。

これからのシーズンはエアコンの多用などにより、バッテリーに負担をかけ続けます。現在、Peugeot Check Plus （無料点検キャンペーン）を行っていますので、ご来店の際にでも当社にご用命ください。

★ ガソリンスタンドなどでのバッテリーの急速充電はバッテリーの寿命を早める結果になりますので出来るだけお避け頂くようお願いいたします。

＊ごくマレなんですが、バッテリー＋にアースが一緒になっているクルマが存在します。そのようなクルマは、今回ご紹介したブースターケーブルの取り付け手順は反対となりますのでご注意ください。