Pepper Mill (ペッパーミル)ペパーミルで一番大切なのものは?
それは“歯”です。
品質のいいペパーミルの歯は、硬質の鋼でつくられていて、いつまでたっても切れ味が変わらないものなのです。また、歯の形状も“挽き具合”に影響し、回し始めこそ「グッ」と抵抗がかかりますが、あとは適度な抵抗感でスムーズに挽くことができるものなのです。
デザイン重視の安いペパーミルは、回している間、ずっと引っかかり感があり、何より!すぐ切れ味が悪くなってしまったりするんです。そこで、本物のペパーミルと言える「Peugeot Pepper Mill」をご紹介したいと思います。
プジョーは1840年からペパーミル・家庭用コーヒーミルの生産をしています。それは、プジョーが車の製造をする約20年も前の話なんですね。
その頃のコーヒーミルのマークは現在のライオンではなく「象」でした。ライオンのマークになったのは、プジョー社がペパーミルの製造を開始した1858年なのです。
ライオンのシンボルマークは、「ノコギリの刃が、しなやかで頑丈でよく切れることからなった!」と言われていますが、
「ミルのグラインダーがライオンの牙のように頑丈で鋭いことから今のライオンのエンブレムになった」との話もあります。
世界中のシェフがプジョー製のペパーミルを愛用する理由は、切削加工技術(プジョーの特許)を活かした強靭なメカニズム・耐久性と、2段階に挽かれる胡椒のいびつな多角形に仕上げられる刃の構造にあると言われています。螺旋歯車の二重構造は、外刃、内刃とも上部に大きな刃、下部に小さな刃が設けられています。
上部の大刃はペッパー粒を確実につかみ、小片に粉砕します。小片になったペッパー粒は小刃で挽かれ、ペパー粉になるのです。しかも、刃が高品質熱処理鋼で作られているので、粒が磨滅して壊れることがなく、常に挽きたての香りを楽しむことがでると言う訳なのです。
しかし残念ながら、しばしば摸造品が作られたと言う話がありました。しかし、他社にはプジョーのペパーミルと決して同レベルの商品を造ることができなかったのだそうです。
「不適切な使用による破損以外については、責任をもって良品と交換する。」プジョー社のペッパーミルに対する自信と誇りと、そして何より、実用性・耐久性・機能性が、車にもペッパーミルにも一貫したプジョーの企業精神があるのです。
ペパーミル(鉄製)胡椒用白胡椒・黒胡椒にご使用できます。
胡椒用メカニズムは二重構造のらせん形の歯からなっています。粒は歯に食い込まれ、下部に導かれて固定されるため、挽き上がった胡椒の香りが際立ちます。
※ピンクペッパーは不可
ソルトミル(ステンレス製)クリスタルソルト用クリスタルソルトを細かく砕くために考案されています。塩ですので、材質は腐食に強いステンレス製となっています。
※あら塩や湿り気のある塩は使用できません。
レストランなどで、ちょっといいペッパーミルを見つけたら、ひっくり返して歯の部分を見てください。「PEUGEOT」の刻印が入っていれば、
“本物思考のコダワリを持ったシェフさん達”がやっている店かもしれないですね!?