アクセスマップ

プジョー長崎

住所〒859-0401
長崎県諌早市多良見町化屋1870
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TEL0957-27-2233

営業時間10:00-18:00 

定休日毎週水曜日、第1・第3火曜日 (但し、年末年始・GW・お盆期間は定休日以外にもお休みを頂く場合がございます)

アクセス方法*多良見IC・長崎バイパス(多良見)を出て諌早方面へ車で約5分。
もしくは諌早ICから、長崎方面へ車で10分。
(国道34号線沿い)

*JR喜々津駅から国道長崎方面へ徒歩5分。

*慈恵病院バス停

スタッフブログ

プジョー二輪車の歴史 Vol.4

[2008/09/18]L'avis du lion.【ライオンの囁き】   Club PN
プジョー二輪車の歴史 Vol.4
大きな前輪の1メートル以上うえについたサドルに、誇らしげに胸を張って乗っている山高帽をかぶった紳士。それから、120年余り・・・

アルマン・プジョーが情熱を持って立ち上げたプジョー。そして、その伝統を受け継いできたプジョーの歴史。

いよいよ、プジョー二輪車の歴史の最終話となります。


○ 近代のプジョー二輪車

オートバイの分野では、戦後すぐに175ccの生産をはじめました。1953年にはやっと250ccの垂直ツインカム装備の356TBを発表しています。この頃のプジョーは、スポーツタイプのオートバイの、1952年のボル・ドール(2,149キロの記録を樹立)、175ccクラスでのフランス戦勝利ぐらいで、これといった活躍はありませんでした。しいて言うなら、175ccグランスポーツ(レース用マシンから直接生まれた?)がこの時に販売されたぐらいでしょうか。

1970年になると、シクル・プジョー社は、30車種12色のモデルを用意しています。この頃のプジョー社には、従業員数が、自転車製造部門で1000人以上、バイク製造部門で約1500人の合計4300人が働いていました。当時、プジョー社はフランス国内ではモトベカンヌにつぐ2番目の自転車メーカーで、1/3以上の市場シェアを占めていました。バイク部門でもモトベカンヌにつぐ2番目のメーカーであり、1/4以上の市場シェアを確保。当時、ソレックスを上回る実績を誇っていました。

カタログもでるとしては、その頃、子供用自転車からプロレーサー用自転車、昔風の自転車、輸出向けの特別モデルまであり、バイクは種々のグループに分かれた23モデルがありました。若い人に人気があったスポーツタイプの3速BBスポーツや二人乗りタイプ、ハンドルが自由に調整することが出来た101、102、103、104シリーズのクラシックタイプやアフリカ、アジアの道路状況にあわせた特殊モデルなどさまざまなタイプを用意しています。
○ フランスのトップメーカーへ!

大輪自転車から、1世紀を経て、1981年には、プジョーは、72万台の自転車製造能力を持つフランスのトップメーカーとなります。品質管理があるあゆる分野で最重要視され、一台の自転車を構成する1500にも上るパーツに常時900以上の検査が行われています。

しかし、その後、プジョー社の多様化にも陰りが現れていきます。その結果、プジョー社の多様化業務は年々削減され、生産性の低い部門の整理が行われていきます。その中において、自転車、バイク部門は何とか生き延びることになりました。1996年、VIT、VTT自転車生産の56%がプジョーによって占められましたが、レジャーサイクリングの盛況によって、プジョー自転車製造販売会社のシクルーロップ社は、1992年よりロミイーで37万5千台を生産することになり、自転車専門販売網の45%を占めるにいたっています。シクルーロップ社の生産のうち60%は、競争の激しいフランス市場で販売されています。また、ジェローム・チオッチのクロスカントリーサイクリングでの優勝により、ついに世界タイトルをも手に入れています。


○ プジョー・モトシクル社

1982年、プジョーの新世代スクーター、SC/SXシクルを発売しています。プジョーはヨーロッパで初めてスクーターのボディーにプラスチックを使用しています。このモデルは1985年にST/ラピッドモデルに引き継がれていきます。バイク部門において、XPモデルのアヴェンジャー、スーパーアヴェンジャーバージョンがベストセラーとなり、1987年には、原動機付モデル部門は、自転車製造部門から、分離することになりました。そして、P.S.Aグループに統合されているECIAグループの傘下の「プジョーモトシクル社」となっています。

1988年、ダンマリーに圧力鋳造工場を建設。そして、1990年にSVシリーズの発売など、ヨーロッパのスクーター市場での地位を確立しています。1996年には、フランスにおいて、約1000のディーラーを持つようになり、ダンマリーにエンジン工場、ボーリュー=マンドールにバイクおよびスクーターの組み立て製造工場と二つの工場を持っています。

1996年、会社に製品品質の高水準を保証する国際的な品質証明である「ISO 9001」が授与され、際立ったブランドイメージが、現在でもユーザーの満足と忠実性の保障となっています。



プジョー二輪車の歴史 ・・・了


参考文献:
「ライオンの紋章」