為替相場。株なんてのをTVのニュースなんかで見ていると、「◎◎円◎◎銭」なんて、言いますよね。銭?日本の通貨で銭なんて単位は現在使われていないのに、なぜ、今でも銭という単位まで使っているのでしょうか?なんとなく不思議に思いませんか?
今日は、なぜ?円やドルの相場で銭とう単位まで使われているかをご紹介してみます。
日本の通貨の単にというと、もちろん!「円」です。これは、貨幣法を引き継いでいる「通過の単位及び貨幣の発行等に関する法律」というものによって決められているようです。しかし、この法律では一円未満の計算単位として、円の1/100を「銭」。その銭の1/100を「厘」とも定められているのだそうです。これですね。恐らく。。。
この銭というお札。昭和28年(1953年)の7月に発行が停止され、その年の年末から使用できなくなったとか。。。
そんな銭をどうして為替などでは使っているのでしょうか?
その理由として、為替などは一度に大きな取引(資金)が動く場合が多いですよね。一円刻みでの取引価格とすると上下の金額の差が大きすぎる?荒すぎる?為に、1円の1/100である「銭」を使用してるようです。まあ、実際に支払う場合においては、数億とか数十億とかの単位で取引されているようなので、銭の単位まで支払うことなんてないんです。。。(笑)
ならば、株の場合はどうなんでしょうか?
平均株価なんてのもよく耳にします。昭和29年(1949年)5月16日を基準に算出されてるそうなんですが、相場の変動とは関係の無い株価の動き(増資の権利落ちによる値下がり分)を取り除く必要があるそうで、複雑な割り算という計算になるために「銭」の単位の端数が出てしまうということになるようです。
為替も株も両方とも円という単位では大きすぎるということになるので。。。ってことなんでしょうかねぇ~。