磁石。小さいころはよく磁石で遊んだ!なんて方も多いと思います。紙の下に磁石をつけ、クリップをくくりつけた紙のクルマを紙の上に置き磁石を動かしてみたり、はたまた、砂鉄なんかを砂場から採って遊んだり。。。
身の回りを見てみても結構、磁石って使われていますよね。
そこで、質問です。
「磁石って、どうして鉄とくっつくのでしょうか?」
もし、こんな質問を子供から受けたら、ちゃんと答えられる方がどれくらいいるんでしょうかねぇ~。あんなに遊んだのに。。。(笑)
ということで、今日は「磁石」です。
磁石はそもそも鉄で出来ています。というより、鉄が磁石なんですねぇ~。その鉄の中には磁区というたいへん小さな磁石があるのです。
その鉄を構成する磁区は、普通はお互いに磁力を否定しあっている為、私たちが普段みる鉄の外部には磁石の極を現わしていないだけなのです。まあ、簡単に言うと、それぞれの磁石があっち向いたりこっち向いたりバラバラにあるので、S極とN極がある磁石になっていないのです。
磁石に鉄がくっつく理由としては、磁石を鉄に近づけると、磁石から出る磁力線が鉄の中を通り、磁力線の影響で鉄の中に聞くがきちんと整列し、鉄も磁石になって磁石に引きつけられくっつく!ってことなのです。しかし、その磁石を鉄から離すと、鉄の磁区は元に戻り、あっちこっちを向く為に磁石ではなくなり、普通の鉄の状態に戻ってしまうとのことです。
思い出してみましょう!小学校の時にクギに磁石をこすりつけるとクギが磁石になった!なんて実験をしたことがありますよね。
これは、同じ方向にたとえば根元から先っぽに繰り返し磁力を与えることによってクギの中にある磁力が同じ方向を向くクセをつけているんですね。まあ、時間が経てばもとに戻ってしまいますが。。。
しかし、元に戻らず、磁区が同じ方向き整列したままの性質を持っている種があります。それが、永久磁石!なんて呼ばれるものなんですねぇ~。
まあ、磁石にくっつくと言っても、金属ならなんでも!という訳でないのは皆さんご存じのところ。単一金属では、鉄・ニッケル・コバルトの3種類だけしか磁石にくっつきません。これもまた、面白い実験です。
あ!地球も鉄の星!って言われているんですよ。ですから、北極と南極があるのです。これはまた、別の話。。。(笑)
「ライオンの夜空」でご紹介しています。