プジョーをはじめ最近のヨーロッパ車には、パフュームディフューザーという薫りを出すものが室内に装備されている車をよく見かけます。
日本では、まだ、あまりそのような標準装備をされた車はまだまだ少ないようです。その為、車内に芳香剤や脱臭剤を乗せている方も多いのではないでしょうか?
そこで、ふと疑問に感じたことがあります。それは、「芳香と脱臭の2つの効果!」なんて商品があります。
パッと頭に浮かぶのは、芳香剤というのは、「薫りを出す!」ってもので、脱臭剤ってのは「臭いをとる」というものですよね。だとすると、この2つの効果っていうのは一体どういうことなんでしょうか?
芳香剤は香りを出しながら、臭いをとっている?意味ないじゃん!なんて考えてしまうのですが。。。
で、早速!調べてみました。。。
◎ 脱臭・芳香剤の場合(活性炭などで吸着するタイプ)
芳香剤も一部が活性炭などに吸着する為、香りが若干弱まると考えれているようです。ですので、このタイプの芳香剤は、吸着されるということを考えた上で、香りを出す量を決めているのだそうです。
◎ 消臭・芳香剤の場合
消臭は、脱臭とは違い、主なものとしては4つの消臭する方法があるようです。
① 中和や酸化還元などの化学反応で悪臭を放つ物質を違う物質に変化させる。
② 対象になる悪臭を香りの成分に取り込むことにより悪臭を感じさせないようにする。
③ 物理的に悪臭の成分を消臭の成分で包み込む。
④ 雑菌の生育を消臭成分で包み込む。
消臭はこの4つの理由を見てみると、芳香剤も取り込んでしまうように考えてしまいそうですね。しかし、芳香の成分の分子量が大きいということと、科学的にも安定している為、芳香は消臭剤によって弱められることはないそうなんです。
上記の理由により、「脱臭・消臭剤と芳香剤との2つの効果!」っていうのは両立しているという訳なんですね。ちょっと、納得です!(笑)