長崎港で行われる帆船祭りに来ていた「海王丸」。同じ兄弟帆船として「日本丸」というのもあります。
ここで、ふと疑問。。。
なぜ?船の名前に「丸」っていうのをよく最後に付けるんでしょうか?
外国では、「丸」に変わるような名前の最後に付けるようなものって無いようなのですが、不思議ですよね。これは、歴史的に何かある!ということで、早速、調べてみることにしました。
私は知らなかったのですが「日本船主協会」というのがあるそうで、そこなどの話によると、名前の最後に「丸」という名前をつけていたのは、平安時代末期から使われていたそうなんです。
なぜ、この時代かというと、京都・仁和寺の古文書に「板東丸」という記録が残されているそうなんですね。これが、記録としては最古と言われているようです。
さらに!この「丸」は、明治時代に法令として名前の最後に付けるということを義務付けられていたのです。
「丸」というのを付けた理由としての有力な説は、自分のことを言う時の「麿」が転化したのもであるという話があります。
自分の大切なものにも「麿=丸」を付けたり、刀剣や男の子の名前にも牛若丸のように「丸」というものがついていますよね。それが広がって船の名前にも「丸」というのが着いているのだというお話でした。