このサイトで「アルミホイル」と書くと、自動車のホイールを連想してしまいますよね。
しかし、今日は食べ物なんかを包むキッチン用品の便利なアイテムの方の「アルミホイル」のお話でございます。
アルミホイルをよく見てみると、片面がピカピカで片面がちょっと白っぽくどう見てもこっちが裏!なんて思えるようにできています。これはなぜそうなっているのでしょうか?
表と裏を解りやすくする為?
果たして、そうなんでしょうか?どっちもピカピカのものもあっても良さそうな物ではありませんか?
実は、アルミホイルの表裏の輝きが違うのは製造方法に秘密があるのだそうです。
アルミホイルの作り方というのは、原料であるアルミ板を圧延ローラーで伸ばしたものなんだそうで、単純にこの圧延ローラーで伸ばすのは0.8mmの薄さが限界なんだとか。。。
しかし、現在使っているアルミホイルはもっと薄いですよね。もしアルミホイルが0.8mmだと硬くなり使い勝手も悪そうです。
ならば!と、実はこのアルミ板を2枚重ねで作っているんですね。そして、圧延ローラーで伸ばし、2枚のアルミ板をはがして、半分の0.4mmの厚さにしているのです。ということは、そのアルミ板を見てみると、ローラーに当たる面とアルミ同士張り付いた面とになります。その為、ローラー側のアルミ板の表面はローラーで磨かれてピカピカになり、アルミ板同士張り合わせられた面はご存知のようにアルミそのものの色の白っぽい色のままになってしまうのです。
ですので、アルミホイルの表と裏の色の違いは製造過程の問題できたものだったんですね。ということは、意図して表と裏を識別する為にワザワザ作ったものでは無いということになりますね。