温泉に行ったら、1回の入浴なんてもったいない!何回も入らないと。。。
そんな方も多いですよね。(笑)
そんな方々の中には、何回も入ってしまって疲れを取るどころか、返って疲れてしまった。なんて経験があるのでは?
そんな状態になった時に、「湯あたり!しちゃった!」なんていわれている方がいらっしゃいませんか?確かに、こんな状態になった時は湯あたりしたと言う方が多いような気がします。
しかし、実際にはこの状態は「湯疲れ」というのが本当の表現なんですねぇ~。
では、この「湯あたり」と「湯疲れ」とはどう違うのでしょうか?ご存知でしょうか?
◎ 湯あたりとは。。。
そもそも「湯あたり」というのは、温泉の成分にあたり、中毒をおこしたという浴用反応のことなのです。昔、よく温泉に湯治に訪れた際に起こった症状なんですね。症状としては、食欲不振、下痢、発熱、嘔吐、湿疹などが一般的です。ちなみに、どれくらいでこの湯あたりになってしまうか?というと、個人差はありますが一般的には1ヶ月毎日1日3回以上入浴を続けて行った湯治客に起こりやすいそうです。結構、長い期間と回数が要りますね。ですので、1泊2日ぐらいの温泉旅行での入浴ぐらいでは「湯あたり」には一般的にならない(アレルギーなどを除く)ということになります。
この「湯あたり」が起こる原因としては。。。
一説としては、「酸性泉」「硫黄泉」「放射能泉」などの刺激が強い泉質で起こりやすいそうで、温泉水が自律神経、ホルモン分泌系、免疫系が刺激され、防衛反応を起こすからと考えれられているようです。実際にはこれ!というものはまだよくわからないそうなんですが。。。
では、このような症状になった時はどうすれば良いのでしょうか?
入浴を止めれば2~3日で自然に治るとのこと。非常に簡単な答えでした。。。(笑)
◎ 湯疲れ とは?
湯疲れは湯あたりと違って、原因は熱疲労。この熱疲労が進むと「熱中症」ということになるそうです。確かに、夏のあの熱中症と症状が似ていますよね。42度以上のお湯に長時間もしくは何回も入ると誰でもおきる症状なんだそうで、長崎では「お湯にのぼせた!」なんていいますよね。まさにこのことなんですね。
では、どれくらいの温泉地での入浴はどれくらいが目安となるんでしょうか?
入浴の回数としては、健康な人でも1日3回ぐらいにしといた方が良いそうです。また、65歳以上の高齢者に関しては、2回までがよろしいようで。。
また、温泉の効能が生かされやすくリフレッシュできる入浴の仕方というと、1回の入浴では、汗ばむ程度に湯に浸かり、その後、湯から上がってから体を少し冷やし、出たり入ったりを3回ぐらい繰り返すぐらいがちょうど良いという話がありました。
せっかく、身も心もリフレッシュする為に温泉地に来たのに、欲張った為に具合が悪くなったら、これこそ本末転倒でございます。ご注意あれ。。。