太陽が沈むその姿を見ていると、なんともいえない気持ちになってしまいます。沈む瞬間の太陽の動きは目でわかるぐらいの速さであっというまに沈んでしまいます。
そんな太陽なんですが、なぜ?太陽は日中の太陽に比べ、大きく見えるのでしょうか?その時に太陽が大きくなっているとか地球に近づいているとかいう訳でもないでしょうに。。。
ということで、今回は「なぜ?太陽は夕日(朝日)の時は大きく見えるのか?」ということをご紹介してみようと思います。
ご存知の方も多いと思いますので、簡単に。。。
大きく見えるのは単なる目の錯覚。夕焼けの時の太陽は地表近くにありますので、建物や山などさまざまな比較対象物があります。日中の太陽は空の高い位置の為、太陽の大きさを何かと比べることが出来ませんよね。
え?なんて思いませんか?明らかに違う!なんて。。。
くれぐれもご注意頂きたいのですが、太陽の大きさを観測してみてください。太陽を観測する遮光プレートや色が濃い下敷きなんかで。。。
すると、太陽が同じ大きさであることがわかります。
また、月も同じことが言えます。下にある時の月は大きく見え、真上にある時の月は小さくみえませんか?これもまったく太陽と同じことが言えるんですね。
では、太陽の色について。。。
太陽は夕方や日の出の時などは赤くなりますよね。
これは、太陽の光は虹とかでも7色で表現されていますよね。その各色のそれぞれの波長に原因があります。たとえば、空気中のちりや水蒸気などの障害物の影響で散乱しやすい色が青色の波長。直進をしやすいのが赤色の波長なのです。そこで、真昼の太陽の光と夕方の太陽の光の角度が違うというのが原因になります。夕方の光は真昼の光と比べ、明らかに入射角度が浅くなります。ということは、夕日の太陽光は、真昼の太陽光に比べ、大気(空気)の層を長く通過する為、青色の波長は障害物に衝突する頻度が増え、障害物の影響を受け難い赤色の波長やオレンジ色の波長が人の目に届くということになり、空一面が赤く見えるという訳なんですね。
上記の写真(上2枚と下1枚)でも、モヤが酷いときほど全体的に赤く写っていますよね。
(Salon du Lion!! Fhoto:K.M 場所:土谷棚田)
余談ですが、夕日の写真を撮る時には、日没後もかなりいい感じに空の色がなります。
紫色に一瞬変わる時間帯があるんですね。日没後、ちょっと注意してみてみましょう!かなりいい感じになりますよ!