『赤道』と言えば、地球の北と南のど真ん中!と簡単に考えますよね。
体重が気になりだした皆様は、赤道に行けば、若干痩せることができるということをご存知でしょうか?
もちろん、痩せるという表現は誤り。体重が軽くなるということ。
これは、地球は自転しているので、地球の中で、一番強く遠心力が働いている場所が赤道だからなのです。どれくらいの差かというと、北極で60kgあった人が赤道で体重を計ると59.4kgになるんだそうです。およそ1/100ぐらい違うと言うことに。。。北極と赤道の重力差は、遠心力の影響によって、0.5%も違うんだそうです。
ということは、体重に関しては、北国の人ほど不利と言えそうですね。。。
そのほかに赤道付近の話をしていると、よく話題になるのが。。。
「水の溜まったシンクの栓を抜いたら、南半球と北半球!穴から流れる姿はどうなるか?」てな話です。
皆さんご存知なよくありがちの質問です。さあ、どう思いますか?
水の溜まったシンクの栓を抜いたらどうなるか?なんて聞くと、よく耳にするのが、「北半球と南半球では渦の出来る方向が逆である!」なんて話。
そんなお話をする方にさらなる追い討ちで「じゃあ、赤道は?」なんて聞くと、「渦が出来ないんだってよぉ~!」なんて最もらしくお答えになります。
本当なんでしょうか?
確かに、台風では、北半球が時計回り。南半球は時計と反対回りでございます。これは、地球の重力とは違って、自転からの影響なんだそうです。
「だから、シンクに溜まった水の栓を抜いても同じようなことがおきる。。。」って?
そんなことが起きる訳ありません!この考え方は、間違いですね。
まあ、当然のことなんですが。。。
エクアドルの赤道博物館などでの赤道上の渦巻きの実験を、TV局などが面白おかしく紹介するから皆さんが間違うんですねぇ~。ショーですよ!パフォーマンス!
仮に、もしそうだとすると、シンクの水に対する地球の自転の影響だとすると、人間はまともに立ってらんないぐらいの影響になります。赤道での実験では、栓の形や抜き方を変えたりしながら、ある意味、マジックだと思われます。赤道の右と左。。これはさすがにやりすぎでしょうねぇ~。日本とオーストラリアぐらいだったら、まだ信憑性があるのに。。。
まあ、それを判っていて、赤道を楽しむためのパフォーマンスとして楽しむのは素敵なことなんですが。。。信じてしまうと辛い。。。(笑)