日本人で、一番多い血液型は何型でしょうか?
こんな質問をすると、「もちろん!A型ですよ!」なんて答えが返ってきそうです。
確かに、その通りなんですが、日本各地別に見てみたらどうでしょうか?どの県もA型が一番多いのでしょうか?
調べてみると、実際は違うようです。A型が多いのは西日本。関東~東北にかけては、むしろB型が多いというデータがあるようです。。。驚きですね。
さらに、指紋も地域によって違いがあるようです。
指紋といえば、日本人の指紋は大きく3つの形があるようで、指紋三叉示数)によると、「三叉(さんさ)」が一番多かった地域が四国・中国地方。そして、近畿・東海地方。そして、その数が最も少なかったのが北海道・東北地方となっています。
*指紋三叉指数
指紋の形を調査したデータ。3つの形のなかの「渦状紋(かじょうもん)」と「蹄状紋(ていじょうもん)」の指紋の溝が3方向に分かれている「三叉」という形が10本の指にいくつあるかを調査したもの。
どうして、日本の地域によって、血液型や指紋が違ってくるのでしょうか?
そこには、こんな話がありました。
日本人のルーツとも言える縄文人と弥生人の関係に秘密があるそうです。
弥生人は中国から朝鮮半島を経て、日本の中国地方辺りに上陸し、近畿や東海地方に進出していったという民族らしい。それに対して、縄文人は、弥生人が上陸する前から暮らしていたと考えられています。
そのために、西日本の血液型や指紋のデータは朝鮮半島に似ているそうで、関東から以北にかけては西日本のデータとは違う別の系統となっているそうなんです。
私自身、『日本人は単一民族』と思っていましたが、日本人のルーツを考えるとそうとも言えないような感じですね。また、その証が、「今の私たちの体にしっかりと残っている!」なんて考えると、何か不思議な気持ちになってしまいます。恐るべし。。。(笑)