鶴亀算。ご存じの通り、小学生の時に習ったものですよね。
足の数が全部で22本あります。そして、鶴と亀は合計で6匹います。鶴と亀はそれぞれ何匹いるでしょうか?
なんて問題が鶴亀算ですよね。2元連立方程式で解く!なんてのが中学生頃では普通なんですが、小学生に頃に習うのは。。。
鶴の足は2本。亀の足は4本。もし、全部亀だとすると、亀×6匹=24本ですので2本多くなってしまいます。
そこで、亀-鶴=2本。ですので、それぞれ多かった2本を割るのです。すると、2÷2=1ですので、鶴が1匹いることがわかります。ですから、亀が5匹、鶴が1匹となります。
まあ、こんな感じが鶴亀算の計算方法で、小学生レベルの計算のやり方でしょうか。まあ、鶴と亀でなくても、数が違う足を持った生き物ならなんでも良かったように思えるのですが。。。(笑)
ところで、この鶴亀算というのは、もともとは「鶴」と「亀」では無かったそうなんですね。
中国の数学書『孫子算経』にある問題がもともとのものなんだそうで、その書では、「キジ」と「ウサギ」だったそうです。日本では、寛永17年に刊行されている『因帰算歌』に掲載されたのがキッカケとなり、広く日本中に広まったそうなんだとか。。。
当時の問題は、やはり「キジ」と「ウサギ」だったようで、ウサギとキジの合計が32匹、足の合計が94本、ウサギとキジがそれぞれ何匹か求めなさい!というようなものだったそうです。
それがやがておめでたいとされる鶴と亀になり、現在の鶴亀算というような呼び名になったとういう説がありました。