一休さんのアニメでふと思いました。
蜷川新右衛門親当(にながわしんえもんちかまさ)こと、新右衛門さんとのトンチの掛けあいの前に「そもさん!せっぱ!」って言ってました。
その、「そもさん!せっぱ!」って一体、なんなんでしょうか?何かのおまじないなんでしょうかねぇ~?
ちょっと調べてみることにしました。
一休さんは実在の人物というのは皆さんご存じですよね。室町時代の「禅僧 一休宗純」がモデルとなっているんですが、この話に出ているトンチの数々は、江戸時代初期の「一休咄」というもので書かれたことなんだそうです。たとえば、あの有名なトンチ「この橋、渡るべからず」というのがありましたね。橋を端と変えてどうどうと真ん中を歩いて渡った!なんて話です。
ところで、「そもさん!せっぱ」というトンチ勝負をするときに発していたこの言葉。その意味はというと、禅問答掛け合いの言葉なんだそうです。「そもさん(什麼生)」というのは、「いかに!」という意味となり、「せっぱ!(説破)」は議論して相手を打ち負かすことの意味となっています。
まあ、こういう所もちゃんとアニメでは使われていたんですね。何も考えないで見ていたのですが、意味ある言葉だったのでちょっと驚きです。