前回、ご紹介したマナーの中で、「二拝二拍手一拝(二礼二拍手一礼)」という基本作法をご紹介いたしました。
これは、社殿前でのお参りだけではなく、昇殿参拝や神棚を拝むときも同じように行うのが一般的です。
この二拝二拍手一拝は、いったいどんな意味が込められているのでしょうか?
まず、二拝(二礼)は、二回礼をする(頭を下げる)という行為ですが、これは、敬神の意を深く表すといった表現なんだそうです。また、拍手は、古代日本における貴人に対する敬意を表したものだといわれています。このように二拝二拍手一拝は、日本古来の伝統に基づいて行われているもので、基準ともいえる作法といえるでしょう。
注:神社によって独特の参拝作法で行っているところもあります。
参拝のやり方
参拝は、まず!姿勢を正してから、お賽銭を賽銭箱に投入します。
次に、鈴のついた綱をガラガラと鳴らします。これは、鈴(ドラのところもありますね)を鳴らすことによって、祭神にお参りに来たことをお知らせする!って意味があります。
次に、最初と同じように姿勢を但し直してから、深々とお辞儀を二回行います。健全な方で約90°ぐらいでしょうか。。。(出来ない方は出来るだけ。。)
そして、両手を胸の高さまであげて合唱し、少し右手を下げてから、拍手を二回、パン!パン!と行います。(昔、指の節と節が同じだと不幸せになるとかいう話の記憶が。実際、ずらして叩いた方が良い音がでます。)
最後にもう一度深々と一礼します。
深々と頭を下げるのが、敬意を表すということで、その気持ちを表すということなんですね。