車のナビゲーションを買う時によく出てくる「ワンセグ」とか「12セグ」とかありますよね。どっちを買おうか考えてしまいます。地デジ放送に対応するのはどちらも一緒なんですが、う~ん!悩みどころです。
セグ数から言っても1より12の方が上な気がします。まあ、お値段も確かに12セグの方が高いのですが。。。
で?どんな違うんですか?「ワンセグ」と「12セグ」。
その前に、セグってなんですか?
今回は、その違いをご紹介いたします!
ご説明に入る前に、まず!地デジってなんでしょうか?
地デジ(地上デジタル放送)とは、今までのアナログ放送とは違ってデジタル信号を使って電波を送ることなんですね。
なぜ?デジタル放送で送った方が良いかというと、電波受信状況によってゴーストやノイズが出てしまうアナログ放送とは違い、高画質で高音質なデジタル映像と音声を受信できるからなのです。
で?12セグとワンセグの違いは?というと。。。
地上デジタル放送6MHzの帯域を13セグメントに分けて送信する方式をとっています。12セグメントを使って送信するのが12セグで、ハイビジョン放送など高画質再生が可能となります。そして、その残りの1セグを使って送信するのがワンセグとなり、12セグと比べて軽いデーターを送信するということになります。
地デジ(12セグ)放送というものは、1秒間で30フレームもの映像(簡単に言うと、パラパラ漫画の画像が1秒間に30ページあるということでしょうか)を受信できるそうで、その為、高画質の映像を実現できるんですね。では、1セグはどうかというと、1秒間では15フレームとなります。また、画像密度も違います。12セグは1920×1080(ハイビジョン)とキメの細かいマスとなりますが、ワンセグ放送では320×240となってしまい、画像の密度のキメの細かさはの差はなんと約6倍も違うんですねぇ~。
ということは?「ワンセグって使えないじゃん!」って思ってしまいますよね。
しかし、ワンセグには12セグと違って大きな利点があるのです。それは、「弱い電波でも受信できる」ということです。ですから、12セグよりもかなり広い範囲で受信できるってことになり、地デジ(12セグ)放送が視聴しにくいエリアでもワンセグなら視聴できるってことになるんですね。さらに、視聴自体は12セグより安定した受信ができるのです。画像より、途切れないで!なんて番組を見るときにはワンセグが適しているんですね。
ですから、最近のナビの12セグTVチューナーは、1セグ対応!自動切り替え機能付き!なんてあるんですね。まあ、これなら、12セグが受信できなかったならワンセグに自動的に切り替わってくれるので、カーTVレベルでは殆ど気づくことがないのかもしれませんね。フルセグで問題無し!ってことでしょう。
まあ、こんなことを理解してからどちらのナビゲーションを買うかご検討ください!
もちろん!懐との相談が先かもしれませんがねぇ~。。。