和食の店に行って、ふと思いました。
「松」「竹」「梅」。。。
当然ながら、「松」が一番高い値段が付いていて、次に「竹」、そして「梅」という順番になっています。
なぜ?「松」が一番高い値段がついているんでしょうか?
どうして、この並びになったんでしょうか?
今回は、松竹梅を調べてみようと思います。
◎ 松竹梅の並び順
昔は、もともとこの松竹梅という並びにおいては、どれが一番!なんてことはなかったそうなんです。
「松」というのは、1年中に緑の葉を絶やさないので「長寿」という意味があるそうです。次に「竹」というのは、まっすぐに伸びるので「出世」という意味になるとか。そして「梅」というのは、早春、雪のなかでも花を咲かせるということで「生命力」という意味になるそうです。
なるほど、確かにそれぞれの特徴から考えられる意味が縁起がよい樹木であるといえます。
一説として、「しょうちくばい」という語感の良さでこの並びになったとう説がありました。
確かに、「ちくしょうばい」とかいうと、長崎弁で考えると笑ってします並びになってしまいますね。(くやしい!て意味。笑)他の並びに変えてみても滑稽な並びだと思います。
別の説としては、松と竹は神が降りてくる木なので位が高く、梅はそんなことがないので最後になったといわれているようで、松と竹では「松の方が竹よりも寿命が長いので竹より上!」っていうことで、松竹梅となった。という説もあるようです。
では、なぜ和食のお店であるお寿司屋さんやてんぷら屋さんなど和食のお店で使われだしたのでしょうか?
これは、よくお寿司屋さんでは「特上・上・並」なんて格付けみたいなものがありますよね。で、なんとなく並を頼むとちょっと気が引けたりします。真ん中主義というか、なんとなく頼みづらいものです。また、お店の店員さんから、「並一丁~~~!」なんて叫ばれると、ちょっと恥ずかしかったりしますねぇ。ですから、語呂がよく、そして字面がきれいな松竹梅をあてはめていうようになったそうなんですね。
まあ、和食職人さんたちのお客さんに対する粋な心づかいが感じられますね。
まあ、そのお陰で「梅」ください!なんて私たち庶民は堂々と頼めるって訳ですが。。。