太陽の周りを回っている地球!なんて表現をしますが、実は「太陽も銀河系の中心部」を軸として回っているということはご存知でしょうか?
あまり、このことはTVなどでも出てこないような気がしますね。
まず、太陽系が現在、どの位置にあるかというと、銀河系の中心からいうと比較的離れた軌道。詳しく言うと銀河系中心から2万5000~8000光年離れているそうで、オリオンの腕と呼ばれるところに位置すると考えられているそうです。
太陽系の公転、すなわち銀河を1周するのにかかる時間は、およそ1億5000万年~2億年だそうです。気が遠くなるような時間がかかるんですね。ということは、宇宙が始まったと考えられている年から計算すると、なんと!太陽は銀河を約20周ぐらいはしているという計算になるんだそうです。これは、多いんでしょうか?少ないんでしょうか?これもまた宇宙の大きさを考えると解らなくなってしまいますね。
ですから、太陽は太陽系の惑星をそのままひきつれるような形で銀河を回っているんですが、その速度はなんと!秒速20kmもの速度なんだそうです。この太陽が移動しているということを発見したのはイギリスの天文学者であるハーシェルという人で、太陽がヘラクレス座のλ星の方向に進んでいることを突き止めたのだとか。。。現在の計算ではその方向から約8度ほど北寄りに向かっているとされていて、その方向のことを「太陽向点」と呼んでいるそうです。
動いているのは別に太陽系だけではありません。星だけではなく、すべての宇宙銀河も移動しているそうなんです。(星の固有運動)
ちなみに、銀河はどれくらいの速度で移動していると考えられていると思いますか?
銀河はとんでもなく速く動いているんだそうで、私たちの銀河系の隣であるアンドロメダ座の渦巻銀河は、なんと!秒速120kmものスピードだそうです。これはスゴイ!そして驚くことに、私たちのいる銀河系に接近しているそうで、いずれ衝突すると考えられているんだそうです。