陸上競技のTVを見ていて、今回もくだらない疑問を思いついてしまいました。
なぜ、陸上トラックはなぜ左回りなんでしょうか?人間が走るだけではなく、自転車もそうですし、冬のスケートも左回りでうす。
昔を思い出しても、小さいころから運動会でも左回り。体育の授業でも左回り。運動場でのトレーニングでランニングするときも左回り。右回りだった記憶がほとんどありません。
不思議ですよね。
今回は、「なぜ?陸上トラックは左回り?」ってことを調べてみようと思います。
○ 左回りになった理由
いろいろと調べてみると、必ず昔から左回りだったという訳ではないようです。
たとえば、1896年のアテネオリンピックでの陸上競技(トラック)では、右回りで行われていたそうなんです。
しかし、1912年にIAAF(国際陸上連盟)がトラック競技の原則を「走る方向は左手を内側に(つまり、左回り)」と定めたことにより、左回りが主流となったそうなんですね。
○ なぜ?左回りにしたのか?
調べてみるといろんな説に出会いました。その中の「人間の左右の足の機能によるもの」というのが有力なんでしょうか。
その説を詳しくご紹介すると、人間の左右の足には、軸足と利き足があるそうで、一般的な人では、圧倒的に軸足が左足。利き足が右足の方が多いそうなんですね。手の右利きと左利きみたいなもんでしょうか。確かに、私が昔やっていた柔道でも軸足・利き足っていうことで技を教えたりしていますね。
それで、「陸上のトラック競技は軸足で体を支え、利き足で加速させるということで、左回りが一般的には都合がよい!ということになった。」という説です。
確かに、走っている時を考えてみると左に曲がるより、右に曲がる方が難しい感じがします。
??ということは、軸足が右の人は陸上に向いていない???ってことになるんでしょうか。トラックのカーブをうまく曲がれない!なんて言ってた人がいました。今考えると足の利き足が反対の方だったのかもしれません。
その他の諸説といえば、心臓が左にあるので遠心力で右に曲がるより心臓に負担がかかりにくい!とか、「もともと人間は走ったり歩いたりすると本能で左に寄る」とかの説があります。
よくよく考えてみると、自動車のトラック競技も左回りのような気もします。
まあ、陸上トラック競技は左回りが人間にとって自然だったので。。。っていうことになるんでしょうかねぇ~。