プジョーの「ウィンカーレバーは、なぜ?左についているのですか?」
お客様から、よくこんなご質問をされることがあります。
確かに、日本車のウィンカーレバーは右になっています。輸入車は反対ですよね。
プジョーだけではなく、輸入車のほとんどはウィンカーが左についています。
これは、何も『コストダウンの為』という訳ではありません。結構、国産車のプロの営業マンの方でもそう思っていらっしゃる方が多く見受けられますねぇ~。(笑)
ならば、プジョーと同じヨーロッパではどうでしょうか?オランダやイギリスも右ハンドルですが、それぞれのメーカーの車のウィンカーは、やっぱり左についています。コストダウンだとするとちょっとおかしいと思いませんか?
これはなぜかというと、プジョーを始め殆どの輸入車においては、ウィンカーやワイパーレバーの方向はISO(国際標準化機構)で決められているのを採用しているからなのです。
ですので、簡単に言うと「世界共通規格で作られている!」ってことなんですね。
反対に日本車はどうして右にウィンカーがついているのでしょうか?という方向から考えてみましょう。
すると、日本車はJIS(日本工業規格)に沿って決められているからなのですね。
ということは、世界の常識ではウィンカーは「左」で、日本の「右」というのは世界の常識から外れているということになり「非常識」ってことになりますね。
日本からの一方的な目で物事を判断すると、世界の常識から外れてしまうこともシバシバあります。「日本の常識、世界の非常識!」なんて言葉もあるぐらいですから、世界的な目を持ってこれからは考えていく必要性があるんですね。
そういう意味では、このウィンカーの問題もよい一例かもしれません。
ウィンカーが左にあるのは、輸入車メーカーの『コストダウン』ということではないのです。くれぐれも!お間違えの無いようにお願いします。
これ!世界の常識です(笑)