帰省ラッシュが始まって『乗車率が250%となっています!』なんて、よく年末年始での電車乗車率がTVなどでも紹介されます。
乗車率ってなぜ100%を超えちゃうのでしょうか?なんだか考えただけでもシックリ来ないのは私だけなんでしょうか?普通に考えると、100%が最大のハズじゃないんでしょうか?乗車定員オーバーです!ってことにならないのでしょうか?
考えれば考えるほど夜、眠れなくなっちゃいます。(昔、地下鉄はどこから入れるんでしょうねぇ~。なんて漫才もありましたね。)
こりゃ~調べるしかないです!(笑)
◎ 電車の乗車定員
まず、電車の乗車定員は飛行機や車などの「保安定員」というものでは無く、「サービス定員」といわれるもので計算されているようです。
ちなみに、「保安定員」とは、これ以上乗せると危険!っていう定員数で、「サービス定員」とは、一人ひとりが快適に過ごすことが出来る定員ってことになります。
東京交通局によると、鉄道車両の定員は一人当たりの面積で計算され、その面積とは座席の場合で幅45cm。立ち席の場合0.3m2(約55cm×55cm)ぐらいのスペースってことになっているんだそうです。
では、なぜ?電車は「サービス定員」っていう形で定員数を出しているのでしょうか?保安的には大丈夫なんでしょうか?
それは、電車の強度や性能から考えて、定員を超えても充分に安全走行が出来るから!っていうのがあるようです。ですから、ギュウギュウ詰めの通勤ラッシュなどでもOK!っていうことになっているんですね。また、規制する法律も無いそうです。
結局、結論としては、『定員に対する見方や数え方の違いであるということ』でした。要するに電車の場合は「乗車率」というよりは「混雑率」って言うのがピッタリな言葉と言えますし、そう捉えていても間違いなようです。
◎ ご参考までに電車の乗車率の目安をご紹介します。
☆乗車率100%以下・・・
一人ひとりが快適に過ごせる空間がある。
☆乗車率150%・・・
普通に新聞を開いて見れたりするぐらいの空間がある。
☆乗車率180%・・・
新聞を折りたたんだりするとなんとか見れるぐらいの空間。
☆乗車率200%・・・
体が他の乗客と当たったりしているが、携帯メールぐらいならなんとか出来る。
☆乗車率250%・・・
ギュウギュウ詰めになっていて、手も動かせないような状態。
長崎ではあまりお目にかかれない乗車率250%ですが、東京の通勤電車の中では日常茶飯事の出来ごとですね。
ちなみに、私は満員電車は嫌いです!好きな人は居ないか。。(笑)
ところで、路線バスはどうなっているんでしょうか?
車の乗車定員ってのは座席数で決まっています。しかし、路線バスには、電車のように吊革などがありますよね。
恐らく、吊革なんかがあるのを考えると、これも電車と同じような感じで「サービス定員」ってな感じで決められていると推測できます。もちろん、捕まる為の手すりなどが設置されていないバスは座席数で決まっていると思いますが。。。
乗車定員250%で路線バスが警察に捕まったところを見たことや聞いたことがありませんよね。ということは、警察の方も「公共性の利益の優先」ってことで取り締まりをしないのかもしれません。
この疑問は、時間があったら調べてみようと思います。