電卓と電話。並べてみるまでもなく、数字の並び順が違いますよね。何故なんでしょうか?
今更もって不思議な感じがします。
同じだったら使い勝手も良いハズなのに、どうして並び順を変えてしまったのでしょうか?
ご存じでしょうか?
今回は、「電話と電卓の数字の並び順がなぜ違うのか?」という疑問を調べてみます!
ご存じの通り、電話のプッシュホンの数字は「0」が下にあり、1~9の数字は上から並んでいます。
電卓の数字が並んでいる順番としては、「0」が下にはありますが、1~9の数字は下から並んでいます。
不思議ですねぇ~。これは、歴史的な背景を考える必要があるようです。
まず!電卓の場合、「0 が一番手前?下?」にあるのは、計算するときに一番使う数字だから手前にあった方が使いやすいから!という理由があるようです。
この配列はJIS(日本工業規格)規格でも決まっていたそうですが、1999年にこの規格は廃止され、自由な配列の電卓が最近は登場しています。
また、電卓が登場したときの電話はまだダイヤル式でした。ですから、電卓は電話のダイヤルを参考にしたりすることもなかったんですねぇ~。これはこれで納得でしょうか。。。
一方、電話はどうか?って考えてみましょう。
電話は、「0」が電卓と同じように下にありますが、数字は上から 1・2・3 と並んでいます。なぜかと言うと、簡単に言うと「上から数字が並んでいるのは、それが一番自然だから!」っていうのが理由のようです。また、この電話のボタンの配列は、ITU-T(国際電気通信連合の電気通信標準化部門)によって決められています。
財団法人日本ITU協会によると「抜粋:開発の段階で、いくつかの数字の並び方を試してみたところ、利用者の好み、操作速度、操作の誤りなどの実験結果がもっともすぐれていたのが、現在の電話のキー配列だった」とのこと。
これは、これで納得ですねぇ~。
まあ、私的な結論を簡単に言うと。。。
お互いに使いやすいように数字を並べた結果が現在の数字の配列になっている。ってことになるんでしょうか。