「太陽は燃えている?」って聞いて、「真赤に燃えた~、太陽だぁ~からぁ~」なんて歌を思わず口ずさんでしまった私は年がバレバレですね(笑)
ところで、「太陽が燃えている!」なんてよく言いますが、本当に太陽は燃えているのでしょうか?
宇宙はほぼ真空ですから、燃えるとなると必要な酸素が宇宙空間には存在していないのですよね。
なのになぜ?太陽は燃えているのでしょうか?
今回は、この疑問を調べてみることにしました。出来るだけ簡単にご紹介します。
◎ 太陽が放射する膨大な量の光と熱はいったいどれくらいなんでしょうか?
太陽表面からの総出力は、3.83×1026ワットなんだそうです。これは、どれくらいの大きさかというと、1秒間に広島型原子爆弾にすると約5兆個を爆発させているものに匹敵するのだそうです。そう言われても、なかなかこれでも見当がつきませんねぇ~。それだけ凄い!ってことになります。
◎ 太陽が燃えているように見える訳
太陽は、誕生して約46億年間燃え続けています。こんなに長く燃えて続けてよく燃え尽きないものだと感心してしまいますね。「燃える」と考えると、当然、こんな風に不思議に感じてしまいますよね。
しかし、実際の太陽は燃えていないのです。驚くかもしれませんが、通常の燃えるというものではなく、太陽の燃えている正体は『核融合』といわれるものなのです。簡単に言うと、太陽自体が水爆のようなものと言えるそうなんですねぇ~。
太陽がどうやって出来たか?ということを考えてみると、銀河系内に漂っていたガスが寄り集まって、それがギュッと詰まって出来ているんですね。成分は大まかに言うと水素が約75%、ヘリウムが約22%、その他が約3%となっています。
そのギュッと収縮して形成された太陽ですが、中心部に行けばいくほどその圧力は強まり水素の陽子同士がぶつかったり、くっついたりしながら原子核となり、そして2個の水素原子核がくっついてさらに融合と分離を繰り返して安定したヘリウムとなるときに余ったエネルギーをガンマ線の形で放出します。これが、太陽の放射するエネルギーの源泉となっているのだそうです。(かなり、簡素化してご紹介しました。)
太陽中心部で起こった核融合で生まれた放射エネルギーは、太陽の表面まで約200万年もかけて到達しているそうで、そこから私たちの地球まで届いているということになるんでしょうね。
なかなか、ご説明するのが難しかったです。すみません。判りにくい説明になってしまいました。
ところで、太陽は、どれくらい水素を使っていると思いますか?
太陽は、毎秒なんと5億6000万トンもの水素を消費しているそうなんです。その水素の核融合から生まれたエネルギーこそが太陽の燃えているという正体だったのです。
でも、その水素。そんなに多くも消費しているなんて、太陽の大きさを改めて感じさせられました。