アクセスマップ

プジョー長崎

住所〒859-0401
長崎県諌早市多良見町化屋1870
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TEL0957-27-2233

営業時間10:00-18:00 

定休日毎週水曜日、第1・第3火曜日 (但し、年末年始・GW・お盆期間は定休日以外にもお休みを頂く場合がございます)

アクセス方法*多良見IC・長崎バイパス(多良見)を出て諌早方面へ車で約5分。
もしくは諌早ICから、長崎方面へ車で10分。
(国道34号線沿い)

*JR喜々津駅から国道長崎方面へ徒歩5分。

*慈恵病院バス停

スタッフブログ

為になるの?そんな雑学!【酒林】

[2009/09/01]L'avis du lion.【ライオンの囁き】   Club PN
為になるの?そんな雑学!【酒林】
居酒屋などの純和風造りのお店の入口で、「茶色い丸いもの」があるのを見たことがありませんか?

居酒屋と言えば、赤ちょうちんに縄のれん!って言うイメージがありますよね。でも、ちょっと高級そうな和風の居酒屋に行くと、なぜか「茶色い丸いもの」がぶら下がっていたりします。

これは一体。。。単なる飾りなんでしょうか?

今回は、その「茶色い丸いもの」の正体をご紹介してみます。

*CPNの会員さんで前回の走行会(伊万里)にご参加頂いた方は当然ご存じですよね
為になるの?そんな雑学!【酒林】
居酒屋。食べて飲んで安い!なんてイメージが私にはありますね。その居酒屋に入る際のお決まり?の縄のれんは、ハエよけの為に取り付けられたという説があります。そして、タマに純和風造りのちょっと洒落たお店の入口で見かけるのが「茶色い丸い物体」。この茶色い球体は、いったい何なんでしょうか?

一瞬!何かの巣じゃないかとドキッとした方はいませんか?それにしても、まん丸に作られています。

数人に聞いてみたら、「マリモ?」って言った方もいましたねぇ~。驚き!

マリモを吊るすのかぁ~?!しかも、乾燥させて!

バカチン!
為になるの?そんな雑学!【酒林】
これは正式名で言うと「酒林(さかばやし)、俗名:杉玉」。杉の葉を束ねて丸く刈り込んだものなのです。この酒林は、もともと『造り酒屋』が年末頃に「秋口に収穫された新米を使った新酒が完成しましたよ!」ということを知らせるためのものなのです。その時のこの酒林は、当然ながら緑!です。その酒林が枯れてしまったものが居酒屋などでよく見かける茶色い丸い物体なのです。

造り酒屋では、毎年この酒林を作ってぶら下げて交換して行きます。ですから、茶色く枯れたこの酒林が色鮮やかな緑色の酒林に交換されれば新酒が出来たという合図にもなるんですね。ということは、居酒屋にある酒林はインテリアとして使われている?縁起ものとして置いている?って感じじゃないでしょうか。

また、この酒林はの素材となる杉の木には、明治以前の酒造りとは切っても切れない関係があります。

当時の酒樽は当然ながら木製となっていましたが、その木が杉を使用していたそうです。杉には殺菌効果がありますのでうってつけの素材だと言えるでしょう。現在は、ステンレスやホーローなどが使われていますが、酒林は良いお酒である!というシンボル的な意味合いを込めて現在でも受け継がれているそうです。
為になるの?そんな雑学!【酒林】
◎ 酒林(杉玉)の由来(松浦一酒造より)以下 原文

『杉玉は古くから酒屋の看板として知られているが、もともとは杉の葉を束ねただけのもので元来日本の酒造りの神様とされる大物主大神(おおものぬしおおかみ)と少彦名神(すくなひこなのかみ)を祀る三輪明神大神神社(奈良県桜井市)の神木である杉にちなんだもとのとされている。後に新酒が出来たしるしとして造り酒屋や酒を商う店に掲げられるようになったが、さかばしと呼ばれる由来は中国では酒屋の看板を「酒家望子」と言いこのぼうしがはやしと訛ったという新井白石の説。又、酒の異名「掃愁箒(そうしゅうそう)」から酒箒が転化したという説などがある。毎年新酒のできる頃掲げられる青々とした杉玉は季節の移り変わりと共に色づいてくるが、それは新酒の爽やかさから枯淡ともいえる古酒の味わいまで四季折々に楽しめる日本酒の味の推移を教えてくれるものである。』
為になるの?そんな雑学!【酒林】
いかがでしょうか?写真の酒林は、すべて伊万里の松浦一酒造さんのものです。この松浦一酒造には、名物!「カッパのミイラ」が祀られています。見学無料です。伊万里に行った際には必見!でしょうね。


松浦一酒造株式会社


佐賀県伊万里市山代町楠久312
Tel 0955-28-0123

第94回全国新酒鑑評会
金賞受賞 : 大吟醸 松浦一