「シャンパン」は、フランスのシャンパーニュ地方で生産されたもので決められた製法で造られたものだけ名乗ることができるスパークリング・ワインであることは、以前ご紹介させて頂きました。
ちなみに、フランスのシャンパーニュ地方以外で造られたスパークリングワインは、「ヴァン・ムス―」と呼ばれています。
ヴァンは、ワインのことで、ムスーは、英語でムース。すなわち泡のことです。イタリアでは「スプマンテ」、ドイツでは「ゼクト」、スペインでは「エプスモーソ」などと呼ばれているそうです。
では、このシャンパン(スパークリングワイン)は、いったい誰が考え出したのでしょうか?感が良い方はもうお判りですかねぇ~。上の写真が大ヒントとなっています。
シャンパンの製法が確立されたのは17世紀後半。そして、シャンパンの生みの親と言われている人こそが「ドン・ペリニヨン」なのです。
ドンペリ!って言った方がピンとくる方は。。。
はい!夜遊び人です!(笑)冗談は別として、真面目に。。。
ドン・ペリニヨンという人の職業は僧侶だったんですよ!ご存じでしたでしょうか?
シャンパンは、密閉した瓶の中で発酵させて造ります。まずはじめに普通の白ワインを造り、そのワインをブレンドして瓶詰めします。そして、そこに砂糖と酵母を加えて密閉し、二次発酵させます。
そして、そのまま倉庫で数年貯蔵し、その後栓をいったん外して二次発酵で出来た澱を取り除き、ちょっと少なくなった分だけリキュールを足してもう一度栓をするという行程があります。
その時のリキュールの量と甘さにより、出来上がったシャンパンの味の甘さなども決まってくるそうです。
このような独自の製法を編み出し、さらにシャンパンの栓が飛ばないように針金で口を縛ると言った方法が17世紀後半に確率されたそうなのです。
そして、それを考案したのが「ドン・ペリニヨン」だったのです。
シャンパンは、単年に仕込まれた葡萄で造るワインとは少し違います。出来た年の違う白ワインを何種類かブレンドして造られるのが一般的なんだそうで、ラベルには年号が書かれていないことが多いんです。
しかし、ヴィンテージのように葡萄やワインの出来がよかった年だけの葡萄だけで仕込んだものがあります。
簡単に言うと、年号があるシャンパンはヴィンテージってことになりますね。