先日からハマってしまった「From The EARTH To The Moon」という映画。アポロ計画に関してのいろいろなエピソードを開発段階から、それに関わった人たちの話を詳細にドラマ化しているのですが、そこで、宇宙飛行士たちの度々でてくる頭痛の種ともいえる「宇宙酔い」による嘔吐のシーンがあります。
宇宙酔い?というと、ピンとこないかもしれませんが、調べてみると結構、宇宙酔いにかかる人が多いようです。
今回は、その宇宙酔いについてご紹介いたします。
宇宙酔いとは、自動車や船などの乗物に乗って酔ったときと同じような症状のようです。
実は、宇宙飛行士の多くの方々もこの宇宙酔いには悩まされたそうです。話によれば、宇宙飛行士の約60~70%はこの宇宙酔いにかかってしまったと言うぐらいの割合にも上るそうです。
宇宙酔いが、地上の乗り物で酔うのと違うところとしては、徐々に気持ち悪くなるのでは無く、突然!酔ってしまって嘔吐してしまう!ってところなのです。地上の乗り物に酔うのは、耳の内耳にある三半規管と視覚や体感のズレ(影響)が原因なんだそうで、たとえば、走っているクルマの中で本やビデオを見た場合に、視覚では止まっているのに、体が振動して動いている!なんてことが原因とされているようです。
では、宇宙酔いは?というと、重力が無くなることにより、自分の姿勢や動きの認識が混乱する為に起こるのではないか?と考えられているようです。確かに、宇宙船の中では、上下が無いので、景色や船内も色々な角度から見てしまいますよね。ですから、実際に頭の中で認識している風景と実際の見た景色がズレることがありそうですね。そのギャップが脳内において、視覚的情報とそれ以外から伝わる情報とのズレとなり、宇宙酔いが起こると言われています。
向井さんの場合、スペースシャトルの実験室で、自分が思っていた上下が実際見た景色の上下との違いを感じたとたんに宇宙酔いにかかってしまった!と言うのを以前どこかの本で見た覚えがあります。この宇宙酔いは、3日ぐらいで治るそうなんですが、その原因は不明なんだそうです。
ビデオを見て、アポロ特集なんて計画中です。非常に興味がそそられるDVDでした。皆さんもご覧になってみてはいかがでしょうか?かなり、長い長編ドラマ(約12時間ぐらい)ですが。。。(笑)