「問題意識を持って!」なんて、よく上司から出る言葉です。「もっと努力しろ!」とか抽象的なハッパをかけられると、何かがむしゃらに仕事しないといけないのでは?と感じる部下の方もいるでしょう。(実は、私もその一人なんでしょうが。。笑)
はてさて?この経営者もしくは上司と社員との認識のギャップってのは一体どこから生まれてしまうのでしょうか?
今回の「思考の自主トレ」では「問題意識を持とう!」と題してご紹介します。
現状に満足していますか?
もしそうだとすると、問題意識が湧いていない状態と言えますね。長崎弁でいる「どがんかせんばいかん!(笑)」っていう気持は、何かに問題意識を持った時にそんな気持ちになります。
問題意識とは、何かに問題を感じて(気がついて)、何とかしなければいけない!と意識のことですが、その「どがんかせんばいかん!」って思うことから、問題を解決しようという気持ちが生まれてくるのです。
では、どんな時に問題意識が生まれてくるのでしょうか?それは、2つの条件が揃った時に問題意識が明確になるそうなのです。
その1つ目は、「目標や達成するべき目標が明確になった時」だそうで、あるべき姿やこうなりたいという姿が明確になった時であるとも言えます。たとえば、ここまで行きたい!とか、あの会社に入りたい!とか、絶対に負けない!とか。。。(笑)
2つ目の条件としては、「現状を正しく把握すること」なんだそうです。現状のレベルを正しく把握することにより、問題意識が生まれるというものです。たとえは、あの大学に入りたいと思っても、自分の実力が解らないと、どのくらい勉強しなければいけないかが解らないということになります。しかし、自分のレベルや弱点などを充分に把握するということが必要なのです。
この2つの条件が揃って初めて問題意識が生まれるということになるそうなんですね。
まとめて言うと、「目標とする到達地点が明確である」「現状を正しく把握していること」ということになり、その2つの条件が揃うことにより、到達点と現状との差がハッキリ解るということです。その差に疑問や改善の必要性などを感じた時には、自然に「問題意識」が生まれてくるということになります。どちらか一方での認識による話では、愚痴や言い訳になりやすいとも考えられますね。
経営者や上司が「問題意識を持て!」と言うことは、「経営者と同じ問題意識を共有化していないか」「現状の厳しい経営状況を理解していないか」「目標とする到達点が一致していないか」「愛社精神が無く人ごとだと思っているか」のどれかではないでしょうか?
まあ、いずれにしても問題意識を持って考え、行動を起こすことで「どがんかせんばいかん!」っていう気持ちになるハズなんです。
当社のスタッフはどうなんでしょうねぇ~。皆さんの会社はどうですか?
今後は、私も含め「問題意識」を意識してみようと思います(笑)