今、地球からみられる星座の種類は全部でいくつあると思いますか?
国際天文連合総会が1931年に星座を統一し、現在の星座の数はなんと!?88種類もあるそうです。
その『星座』。各国でいろいろとたくさんの名前や星座の形があったようです。では、なぜ?星座という形で名前を星々につけたのでしょうか?
昔の人のロマンチックな思いから???
実は、ちょっと違った意味で星座の名前がつけられたようです。
今日は、星座が名前をつけられた由来をご紹介いたします。
◎ 星座の起源
星座が名づけられた起源は?というと、そうとうな昔、メソポタミア文明(約5,000年前)と言われているそうです。なぜ、名前がつけられたかというと、当時、貿易を船により行っていたフェニキア人が、海では目標とするものがないために、航海の目印として発達させたメソポタミアの星座だったという説がありました。
そのメソポタミアの星座が、古代ギリシアへ伝わり、紀元前9世紀頃~紀元後2世紀のギリシアの詩人、哲学者などにより研究されることとなり、そこから当時言い伝えられていた伝説や神話と照らし合わせ命名されたとのことです。
紀元前2世紀頃にプトレマイオスと言う人が「48星座」に統一しています。この48星座は、なんと、16世紀頃まで使われたそうです。しかし、1420年~1620年になると、西洋人による大航海時代に突入します。すると、北半球だけでなく、南半球を航海するようになり、新しい星などを発見することになります。すると、その当時の天文学者がこぞって新星座を作った為、その数がなんと130種類以上もなったとか。。。
しかし、これでは、星座も混乱するということで、国際天文連合総会が1931年に統一し、現在は88種類となったそうです。
◎ 日本での星座の歴史
日本の星座のもとは、予想通り?中国から来たものです。その中国の星座は、紀元前5世紀に成立した天の赤道に沿ってつくられた28の星座からなる「星宿」というものなんだそうです。その「星宿」というものが、飛鳥時代に伝わったとされ、なんと江戸時代までもこの星座が使われていたそうです。しかし、明治維新がおき、現在の西洋天文学が導入され、現在の星座となったんだそうです。