マーケティングにおいて、ターゲット市場を考えるのは非常に大切なものです。
ターゲットを絞り込む。たとえば、その商品がどんなターゲットを狙っているかがハッキリしないものより、明確にされた特徴のある商品が売り上げを伸ばすことができるという考え方です。
簡単にパッと考えた時は、ターゲットが広い方が売れそうな気がしませんか?しかし、すべての人のあわせた商品や企画なんてものはというとそう簡単にできるものではありませんよね。返って中途半端な商品や企画となってしまうことが多くなってしまいます。
そこで、こんな問題はいかがでしょうか?どれに一番あなたは興味を持ちますか?
問題:
あなたが京都へ旅行に行こうと思いました。そこで、京都のガイドブックを本屋さんで買おうと思います。どの本を買いますか?
1、「はじめての京都」
2、「男性(女性)が行く京都」
3、「京都ガイド」
いかがでしょうか?
京都に行ったことが無い方は、「はじめての京都」という本に興味をもつと考えられます。ここで、重要なのは「はじめて」と言う言葉がキーになりますね。
もし、京都に行ったことがある方でしたら「男性(女性)が行く京都」という本に興味をもつのではないでしょうか。
一方、「京都ガイド」はどうでしょうか?これだったら、初めて京都に行く方も何度も京都に行ったことがある方も両方とも対応できそうです。しかし、どうでしょうか?興味はもってくれそうですが、なかなか買ってくれるというところまでは到達しにくいかもしれません。ちょっとインパクトとしては弱い感じがしませんか?
飛ぶようにモノが売れた時代は、一般的に受ける商品を企画することもアリでした。現在の様に、いろいろな商品が出回っている時代となると、特徴がない商品は売りになかなか繋がらなくなっています。これは、消費者が自分にあった商品を選ぶ時代となったからと言えるのではないでしょうかねぇ~。
マーケティングというと、4Pという概念でよく説明されます。そのうち「Product(製品)」を企画する時に、どの層を狙った製品とするのかを考える必要があります。もっとも、あえて無理やりこの層といったように絞り込んでしまわなくても良いのですが。。。
ターゲットを明確にするということは、そのターゲット層にヒットさせることによって、口コミの販売促進(Promotion)も期待できます。「ターゲット層を絞り込む」ということは、マーケティングの第一歩ということになるんですね。
いかがでしょうか?皆さんはどうお考えになりますか?