オリンピックの表彰式などで金メダルを獲った時などに国旗掲揚とともに流れる「君が代」。
その音楽を聴くと、つい口ずさんでしまいます。やっぱり!ニッポン人の歌だぁ~!って思いますね。なんだか、国歌を聞くと愛国心なんてものに火が付きますね。
ところで、日本人なら誰でも歌えるこの「君が代」。しかし、2番を歌える人がどれくらいいるのでしょうか?
何?「2番なんてあるかぁ~!」って????
いえいえ、本当にこの「君が代」には2番が存在したのです。
今日は、この話題をご紹介します。
「君が代」の歌詞は、皆さんご存じのとおり。。。
「君が代は 千代に八千代に さざれ石の巌となりて 苔のむすまで」と言うところで終わっています。
しかし、君が代の正式な1番はその先も存在していました。「~苔のむすまで うごきなく常磐かきはに かぎりもあらじ」ここまでが、君が代の1番なんですねぇ~。この歌詞は明治14年(1881年)発行の「小学校唱歌集初編」に掲載されているそうです。
そして、なんと「君が代」の2番がこの本の中に存在していたのです。その2番の歌詞はこれだ!
「君が代は 千尋の底の さざれ石の鵜のいる磯と あらはるるまで かぎりなき御世の栄えを ほぎたてまつる」
この2番の前半は源頼政の和歌からとられたそうで、1番と2番の後半は、当時の教科書編纂に参加した東京師範学校の教員が作ったものだと言われているそうです。しかし、全部の歌詞が広まらず、1番の前半だけが定着したものであると考えられています。
ところで、君が代の音楽は誰が作ったのでしょうか?
最初はイギリスの軍隊隊長のフェイトンという方が作曲したそうです。しかし、残念なことにフェイトンさんは日本語がよく解らなかったので、菓子とメロディーが全く一致しなかったとか。。。(笑)
その為、宮内省により作り直したものが現在の「君が代」のメロディーとなっているということでした。