地球温暖化というとCO2!温室効果ガス削減!というのが代名詞のようになっています。
確かに、私たちが排出するCO2などの温室効果ガスによる地球温暖化は私達が住んでいるこの地球を温める結果を招いているようです。しかし、「人類が排出しているこのガスの影響は太陽からの強大な熱に比べれば大したことではない!」とする専門家もいるようです。
このように、いろいろな説もあるこの地球温暖化問題ですが、今回は太陽の影響による地球温暖化説をご紹介してみようと思います。
◎ 地球温暖化に対する太陽の影響
太陽から放射される熱量は、地球の誕生から比べると、大幅に増大しているそうです。太陽の活動が減少した厳寒期の時代では、地球は低温化し、生態系には大きな打撃を与えているそうです。(太陽の黒点との関係がありますが、また、別の機会にでもご紹介いたします)
1970年代からの宇宙計画による人工衛星から正確なデータを知りえるようになった時には、地球が太陽から受ける単位時間当りのエネルギーの変化が僅か0.1%以下と言われ、太陽からの影響は無視して考えても良いと言われていたそうです。
しかし、90年代になると、その人工衛星などからのデータが蓄積され、成層圏への太陽活動の影響が注目されるようになってきているのだそうです。それは、紫外線というものはほとんどオゾン層で吸収されてしまうものなのですが、太陽の活動が活発になる極大期には、紫外線の量は5%以上も増加するということなんだそうです。それがどうなるのかと言うと、紫外線はオゾンを生成し、増加したオゾンはますます紫外線を吸収し、成層圏の気温を1度以上も上昇させるということなんだそうです。
地表の平均気温としては、20世紀後半から現在まで約0.5~0.6度も上昇しています。今現在は、厳寒期から極小期へと向かっている現在なので、太陽エネルギーの変化から約0.1度~0.2度は影響を受けているとされ、これに成層圏の影響を加えると、もしかしたら、地球温暖化の原因の約半分は、太陽のせいだともいえるのかもしれません。
どちらにしても、せめて人的な問題だけでも少なくとも食い止めていきたいものです。