今年もいよいよ決戦の時がやってきました。
6月13日~14日にかけて行われる「ル・マン 24時間」です。
昨年、圧倒的な強さを見せていたPeugeot908 HDi FAP がマシントラブルに泣いた前大会。今年こそ、宿敵AUDIに借りを返す時がやってきました。
さて、今年もルマンの見どころとしては「Peugeot 908 と AUDI R15 TDIの一騎打ち」ではないでしょうか?そして、ワークスマシンをPeugeotが提供したプライベートチームのペスカローロのPeugeot 908 がどこまで上位に食い込むか!
さあ!プジョー車4台、アウディ 3台のバトルが今日から繰り広げられます。
個人的には、プジョーの1-2-3-4フィニッシュなんて、見てみたい!905の1-2-3に続く伝説を期待しています。
◎ プジョー908HDi FAP No.8 のサラザンが3年連続ポールポジション!
公式予選結果
第1セッションでは、AUDI R15 TDI のアラン・マクニッシュがトップタイム(3分23秒650)。しかし、第2セッションでは、Peugeot 908 HDi FAP No.8 のサラザンが、なんと3分22秒888のタイムを叩きだし、ルマン24時間3年連続ポールポジションとなっています。
また、サラザンは、ル・マン24時間3年連続ポールポジションというジャッキー・イクス(1981-1982-1983年)以外、成し遂げることができなかった偉業を達成しました。
予選上位7台の結果は以下の通り。
1位 No.8 Team Peugeot Total SARRAZIN Stephane 3'22.888
2位 No.1 Audi Sport Team Joest KRISTENSEN Tom 3'23.650
3位 No.7 Team Peugeot Total MINASSIAN Nicolas 3'24.860
4位 No.17 Pescarolo Sport TRELUYER Benoit 3'25.062
5位 No.9 Peugeot Sport Total GENE Marc 3'25.252
6位 No.2 Audi Sport North America WERNER Marco 3'25.780
7位 No.3 Audi Sport Team Joest BERNHARD Timo 3'27.106
残念ながら、フロントローを占めることができませんでしたが、なんと!上位5台のうち、4台までもがプジョー908 HDi FAP に埋め尽くされたという結果になっています。これには正直驚きですね。No.8のベストラップは、最後の10分のタイムアタックでアウディーR15を上回るタイムを出しています。
アウディ首脳陣「予選向けのアタックをしなかったにも関わらずポールポジションに肉薄するタイムを記録出来たことは、非常に好調な証だ」という言葉。強気な発言なのか、ホントのことなのか?AUDI勢は。。。という心配もありますが、昨年のような不運がなければ、十分に!1-2-3-4もあり得る展開となってきました。
これは、期待大ですね。