地球の年齢は、約46億年と言われています。
どうして、約46億年だと解るのでしょうか?どうやって計算したのでしょうか?不思議に思ったことがありませんか?
今回のライオンの夜空では、その地球の年齢の調べ方の歴史?をご紹介してみようと思います。
時代とともに地球の年齢を調べる方法が時代なりにあったようです。17世紀の1650年には、地球誕生は約6000年前だとされていました。その頃のアイルランド教会の大司教だった「ジェームズ・アッシャー」という人が旧約聖書に登場する人物の年齢を合計して、神が地球を創造したのが紀元前4004年であるとしたそうなのです。そして、さらにその計算を研究者が厳密に行い、天地創造の瞬間は「紀元前4004年10月23日午前9時」としていました。時間まで出るとは凄いですね(笑)。
そして、18世紀に入ってから、ビュフォン伯爵(フランス)が、地球が誕生した時はドロドロに溶けていたと考えたそうで、地球誕生から約75,000年~50万年という答えを出しています。これは、真赤になるまで熱した鉄球が冷えるまでの時間を計測してそれを地球と見立てて現在の地球の状態になるまでの時間に当てはめて割り出しています。
19世紀になると、ウイリアム・トムソン(イギリス)が新しい地質学的データをもとに地球の年齢を割り出しています。その時の地球の年齢はというと、2000万年~4000万年としています。
そして、20世紀に入ると、46億年前に地球は誕生したと言われています。1902年に、アーネスト・ラザフォードらによって計測された、岩石に含まれる放射性元素(ウラン・トリウム・ラジウムなど)によってその岩石が出来た年代を測定するというもの。「半減期(元素が崩壊によって半分の量に減少する時間は一定である)」と言われる岩石の中の崩壊前の元素と崩壊後の元素の比率を調べることにより、岩石の形成年代を推測する方法で、地球最古の岩石から、地球誕生の年代を推測しているようです。
また、地球誕生だけではなく、この方法を用い、多数の岩石や隕石、月の石などの年代も調べられているようです。
最初は、旧約聖書から現代の科学的な測定まで。。。調べる手法が、その時々の時代が感じられませんかねぇ~(笑)まあ、いずれにしても、ずっと昔には違いありませんが。。。(笑)