歴史は、これくらいにして、本題!どういう風に違うのか?
美容と理容の違いは、男女の違いではなく、法律によって業務範囲が示されています。「理容師法によると、理容とは頭髪の刈り込み、カット、シェービングやそれに付随することなどで容姿を整えること。一方、美容は、化粧、結髪、パーマなどにより容姿を美しくすること」だそうです。
床屋さんは、当然、剃刀を使って、男性の髭などを剃ってくれます。しかし、美容院は、男性の方の髭を剃刀で剃ってはくれません(たぶん?)。これは、なんと美容院は、髭剃りなど、剃刀を使ってはならぬ!との決まりがあったからんですね。何とも不思議な法です。ですので、パーマ屋さんは、剃刀を使うと違法?床屋さんはパーマをすると違法?ってことになるんですかね。しかし、「男性パーマ」って書けば床屋さんでもオッケーで。。。なんて法の抜け道もいっぱいあるみたいです。
今回の問題のところは、どうも理容師法、美容師法によるものだったみたいですね。
理容師法:頭髪の刈込、顔そり等の方法により、容姿を整えること (理容師法第1条の2)
美容師法:パーマネントウエーブ、結髪、化粧等の方法により、容姿を美しくすること (美容師法第2条)
結 論 !内容的には、大きな違いが無いけれど、法によってお互い制限されているところがあり、剃刀やカットの専門家は「床屋」。パーマや化粧の専門家は「美容院」である。ということでしょうかね?しかし、最近はカリスマ美容師とかいらっしゃいますので、どっちがどっちと言えなくなってきています。センスの問題かもしれません(笑)。
さらに、おまけの疑問?*美容室と美容院はどう違うのか?
→大きな違いはなく、同じであると思われます。
*理容師と美容師がいれば、ひとつの店で両方できる?
→現在は、法的に難しいみたいです。ですので、隣り合わせの別の店にしているところが多いそうです。しかし、カーテンで仕切ればOKなんて話もあります。
なにか、この世界も不思議いっぱいなんですね。