平成23年(2011年)からテレビの地上波放送がアナログ方式からデジタル方式に変わります!
皆さん!地デジの準備は出来てますか?
なんて、どっかで聞いたことのある話ですね。
では、そのテレビを発明した人はどこの国の人なんですか?なんて聞かれても案外知らない方が多いのではないでしょうか?
テレビジョン!って言うので、アメリカ?そういえば、ブラウン管を発明した人だから、ブラウン(ドイツ)
。。。なんて答えが聞こえてきそうですね。(笑)
実は、答えを最初に言ってしまえば、テレビを最初に発明したのは何と!「日本人」だったのです。
今回は、テレビの発明者をご紹介してみたいと思います。
◎ テレビの発明者
テレビを発明したのは、ブラウン管を発明したドイツのブラウンさんとは違います。世界で初めてブラウン管テレビを発明したのは日本人で、その方の名前は、テレビの父とも言われている高柳 健次郎という方なんだそうです。その高柳氏は、元日本ビクター(犬が蓄音器を聞いている姿で有名ですよね)の副社長で、技術最高顧問なども歴任しています。
若い頃から*「将来の為になるか、世の中の役に立つか、人々の幸せに繋がるか」という発想で発明を志してい高柳氏は、大正12(1923)年にラジオが無線で声を送れるということは、無線で映像を送ることが可能ではないのか?と考えたそうです。そして、独自に「無線遠視法」なるものを理論として提唱しています。
これが、テレビの原型なんですね。
そして、*「将来必ず人々に幸せをもたらすであろう夢の機械を作りだす!」と宣言しています。
そして、遂に昭和元年(1926)12月に電送・受像を世界で初めて成功!円形ブラウン管上に文字を浮かび上がらせたのです。その浮かび上がらせた文字はというと「イ」。そう!イロハ順の最初の文字であるイなのです。時代を感じますね(笑)その時の走査線の数は40本だったそうです。
また、その時の高柳氏の役職は?というと、静岡大学工学部(旧浜松工業高校)の助手でした。そんな高柳氏は技術屋魂いっぱいの方だったようで、利益や功名などにはまったくの無関心なんだそうです。ホント素晴らしい!技術屋万歳!って感じですね。
今のテレビの存在を考えると、高柳氏が若い頃に言った名言が現実となっています。そのお陰で、テレビを囲んで家族団らん!そんな私達がいるんですから。。。
*参考:日本ビクターホームページ内技術情報「テレビの父」高柳健次郎
*高柳氏の名言は日本ビクターHPより抜粋(*印)