今回は、『コインの秘密』をご紹介します!
日本の硬貨の表裏はどっちだかご存じですか?
なぜ、そちらが表なんですか?
それは、硬貨に関しては、表裏の表記に決まりがあるのです。どんな決まりかというと、製造年(平成21年など)が書かれている方が裏!ってことになっているようです。
☆独立法人造幣局HPから抜粋
明治4年「新貨条例」を公布した際、「新貨幣品位量目表」により、天皇の肖像に代わるものとして入れた「龍紋」のある方が表と定められています。しかし、明治6年8月の太政官布告で二銭銅貨が新たに制定された時、銅貨については他のものもあわせて「龍紋」の側が裏とされました(これについては、改正条文の挿図の裏表を誤って掲載したという説もあります)。さらに一円銀貨(貿易銀)についても、明治7年3月の太政官布告により「龍紋」の側が裏とされ、貨種によって裏表の統一性がとれなくなりました。そこで明治8年6月、「新貨条例」を「貨幣条例」に改称した際に、改めて「龍紋」の側を表と定めました。明治30年の「貨幣法」に基づいて制定された「貨幣形式令」では、裏表については明文化されませんでしたが、「龍紋」が廃止されたことから、菊の紋章の側を表と呼称するようになり、この基準が長く用いられてきました。第二次世界大戦後、貨幣の図柄に菊の紋章が使われなくなりますと、明文化されていないことから裏表が特定できなくなりました。現在、造幣局では、作業上の必要性等から年号のある側を裏としています。
。。。と言うところで、「虫眼鏡」と「10円玉、500円玉)をご用意ください!これが無いと今回も見れません(笑)硬貨の秘密や日本の硬貨についてご紹介します。
では、「硬貨の秘密!10円玉」からスタートです!(笑)
◎ 10円玉の秘密
昭和26年~昭和27年(一部)の10円玉!とその他の10円玉。もし手元にあったら、ぜひ比べてください!平等院鳳凰堂(表)を、よ~く見ると何かが違うそうです!
間違い探しですかねぇ~。
昭和26年(昭和27年の一部)に作られた10円玉とその他の年式の10円玉との違いは、平等院鳳凰堂の鳳凰の尾っぽが違います。普通の10円玉は、鳳凰の尾っぽは、下を向いています。しかし、この年式の10円玉の鳳凰の尾っぽはなんと上を向いているのです。驚きでしょう?使用状態では擦り減っていて確認できないかもしれませんが。。。(昭和26年の10円玉がもし未使用をお持ちでしたら超~ラッキーですよ!貨幣価値がなんと!4500倍の45,000円もするという話もあるぐらいです。)使用済みでもいくらかの価値が。。。。もちろん!使う時は、普通の10円です(笑)。また、ギザじゅうは、自動販売機で拒絶されるようになってきました。ギザが原因だと思われますのでご注意ください(笑)。
○ 10円玉の発行枚数
10円玉は、昭和26年から現在に至るまで発行されていますが、1年だけつくられなかった年があります。それは、昭和31年!昭和32年~34年までの生産枚数も他の年に比べて非常に少なく貴重(特に昭和33年)であると言えます。もし手元にあったらお守り代わりに持っていてもよいかも(笑)。
生産枚数:昭和32年5000万枚、昭和33年2500万枚、昭和34年6240万枚。他の年から比べると1桁~2桁少なくなっています。近年発行枚数が少なかった昭和64年でさえ、約7469万枚(昭和61年の方が少なく、約6896万枚)となっていますので、いかに少ないかがお判りになると思います。ちなみに昭和49年の178,000万枚が最高となっています。
◎ 1円玉の表の木は何の木?
なんと!具体的な木の名前は無いそうなんです。造幣局では「若木」と表現しています。
何だぁ~って感じですね。
◎ 新五百円玉(ニッケル黄銅)の秘密
新五百円玉の裏(500と書いている方です)の500の0の中の線をよ~くご覧ください。
その線の中にも何か文字が刻まれていませんか?500円って文字が。。。これは、肉眼でも見えますね。
◎ 硬貨の移り変わり
1円玉(アルミニウム) 意匠 若木 :
発行 昭和30年~現在。ただし、昭和43年は発行なし?
5円玉(穴なし):
発行 昭和23年~昭和24年。昭和23年が貴重?
5円玉(穴あり 黄銅) 意匠 稲、歯車、水 :
昭和24年~現在。昭和28年が貴重?昭和29年~昭和31年は発行なし?
楷書体で五円の文字は昭和33年まで。昭和34年からはゴシック体の文字。
10円玉(青銅) 意匠 平等院鳳凰堂 :
発行 昭和26年~昭和33年(ギザあり)、昭和34年~現在(ギザなし)
50円玉(大きい、穴なし、ニッケル):
発行 昭和30年~昭和33年。昭和33年が貴重?
50円玉(ニッケル、大きい、穴あり):
昭和34年~昭和41年。昭和35年が貴重?
50円玉(現在、白銅) 意匠 菊花:
発行 昭和42年~現在。但し、昭和64年は発行なし?昭和62年は貴重?
100円玉(銀) 意匠 鳳凰 :
発行 昭和32年~昭和33年
100円玉(銀) 意匠 稲穂 :
発行 昭和34年~昭和41年。ただし、昭和37年は発行なし?
100円玉(白銅) 意匠 桜花:
発行 昭和42年~現在。平成13年は貴重?
500円玉(白銅):
発行 昭和57年~平成10年。昭和62年は貴重?
500円玉(ニッケル黄銅) 意匠 桐:
発行 平成11年~現在
皆さんはどこまでご覧になった?使ったことがありますか?貴重と書いてあるのは、特に発行枚数が極端に少ない製造年です。未使用ですと、かなりの価値になるようです。
ちなみに私は、硬貨の種類としては、全部使用したことがあります。
え?年がバレます?(笑)。