イカと言えばイカそうめんのイカ刺しやスルメなど日本人の食卓には欠かせない?食べ物ですよね。
昔から日本人はイカが大好きな民族のようで、世界のイカが漁獲量の約半分も日本人が食べていた!なんて時期もあったそうです。現在でも、かなりの量が日本で食べられているそうです。
ところで、この「イカ」。なんで漢字で書いたら「烏賊」なんでしょうか?
カラスの賊???なぞは深まります。。。
今回は、なぜ? 「 イカ 」 は 『 烏賊 』 と書くんですか?
をご紹介します。
◎ カラスの油断が原因?
イカが烏賊と書かれるようになった原因はというと、中国の昔話に基づいているそうなんです。
中国の古書『南越志(なんえつし)』という本の中にこんな話があるそうです。それは、「イカが海面に漂っている姿をカラスがてっきり死んでいると思いこんで、海面までおりてきてイカを食べようとしたんですが、イカは生きて居た為、油断したカラスを逆に捕まえて食べてしまった」と言うような話が載っているそうなんですね。
もうお判りでしょうか?そうです。カラス(烏)にとってはイカは恐ろしい生き物だったのです。ですから「賊」。すなわちカラスの賊で「烏賊」と書くようになったそうなんですねぇ~。
しかし、現実的にはイカはカラスを獲って食べるなんてことはありませんよね。もちろん作り話でしょう。イカの姿があまりにも独創的?な為に生まれた話なんだろうと思います。
しかし、イカの中にはダイオウイカ(全長10mにもなります)という巨大なものも生きており、クジラを襲ったりもするそうです。しかし、マッコウクジラはこのダイオウイカが大好物となっていますが、マッコウクジラと勇敢に戦うダイオウイカとの戦いなんかも繰り広げられます。
なにはともあれ、烏賊という漢字は「カラス」から生まれた漢字ということになるんですね。漢字は奥が深い!と思いませんか?