○ パンの伝来
パンを日本人が一般的に食べるようになったのは、おおむね戦後になってからだそうです。その一般的な食卓に上るようになったキッカケとは、なんと!学校給食として出されたのがキッカケなんだとか。。。
パンが日本に初めて伝来したと地が、現 長崎県平戸市なんだそうです。ご存じでしたか?
1550年(天文19年)に来航したポルトガル船により平戸にもたらされたと思われているのだそうです。そう言えば、長崎港の前は平戸港が日本の窓口でした。そして、長崎へ伝わったのは、平戸より86年も遅れた1636年(寛永13年)頃なんだそうです。その時に、出島に出入りする商人がポルトガル人から製法を伝授されたんだと言われているそうです。
○ 縄文人もパンを食べていた!
日本での「パンのルーツ」というとになると、ちょっと違った意見もあり、パンらしき物となると、縄文時代中期には、すでに日本で存在していたそうなんです。
もちろん!小麦粉をイースト菌で発酵させた現在の本物のパン?とは少し違ったもになるのですが。。。
その縄文時代のパンとは、どんぐりなどの木の実を「すり石」で粉にし、水を加えてアクをとり、それをコネてピザのように平たく伸ばして焼いて食べていたと言われています。(ジャングルの、○○族の食べ物とかで作っているところを見た記憶がありませんか?世界でも同じ!と言うことでしょう)
このパンらしきものは、日本(九州から本州に至る広い地域)で幅広く食べられていたとされ、裏付けとしては、9,500年前ぐらいの縄文時代中期の遺跡から調理に使った「こすり石」が大量に出土しているから!というので解るんだそうです。
そして、縄文時代の後期になると、なんと材料に栗や稗(ひえ)、粟(あわ)なども加わって、葉に包んで蒸し焼きにしたりするなどの新しい調理法がとられるようになっているそうなんですね。料理も進化!でしょうか(笑)
縄文人の住居は「竪穴式住居」ですよね。この住居には、木の実を貯蔵する場所があり、家庭で一般的にパンを作っていたと解ってきているのだそうです。