ブラックホール。
よく、SFモノの物語にはつきものの現象です。
ブラックホールっていったいどんなものなんでしょうか?
今回のライオンの夜空では「ブラックホール」をご紹介します。
ブラックホールとは、皆さんご存じだと思いますが、何でも吸いこんで?飲み込んでしまい、いったん引き込まれると出ることができない空間だとの認識があると思います。光さえも飲み込んでしまうそうなんですね。そんなブラックホールとは、星の末路の一つであると考えられているのです。
夜空に輝く星たちにも、当然ながら誕生と寿命の尽きた星がどうなるかは、その星の大きさや性質によって異なります。質量が太陽の20倍以上ある大きな星は、長年燃え続けた後に最後は大爆発を起こすんだそうです。しかし、重力が強大であるため、星の構成物質の圧縮が限界まで進んでしまい、重力場が非常に強い天体が作られるそうなんです。その天体の半径の内側において、脱出速度が光速を超えるため、光さえも脱出できなくなる。すなわち外に出れなくなるなってしまうんだそうです。これが、ブラックホールと呼ばれる天体なんですねぇ~。
ブラックホール自体を目で確認することはできないそうで、宇宙物質がそこへ吸い込まれる際にX線やγ線、宇宙ジェットなどが放出されるそうで、それを目安として観測が可能なんだそうです。
ブラックホールという名前は、1967年にアインシュタインの共同開発者ジョン・ホイーラー(アメリカの物理学)によって名づけられたそうです。