ジャンボジェット機。
着陸するするときに、どうやって止まっているのでしょうか?
話によれば、着陸する時の速度は、約200km/hぐらいだそうです。これを一気に減速していますよね。そのブレーキはどうやって掛けているのでしょうか?
ジャンボジェット機は、3つのブレーキにより停止するそうなんですね。その3つのブレーキをご紹介いたします。
◎ ジャンボジェット機の3つのブレーキ
① 車輪のブレーキ
飛行機は離陸した後は、車輪を折りたたんで機内に収納します。それと、軽量化の観点からも動力というものが車輪にはついていません。しかし、ブレーキとステアリングの機能はついているのです。ですから、滑走路に着陸した時やターミナルに停止する時などにこの車輪ブレーキが使われているそうです。
② 主翼にある「グランド・スポイラー」
主翼にグランド・スポイラーと呼ばれる金属の板のようなものがあります。飛行機が着陸した時に窓から見える主翼の上側にニョキっと出てくるあの金属の板です。これは、「金属板を立てることによって空気抵抗を大きくしている!」なんて考えていませんか?実は、ちょっと意味合いが違うのです。このグランド・スポイラーは、揚力を完全に無くす為なのだそうです。接地の瞬間に向かい風などが吹くと、スピードがある為に再度揚力が発生してしまうそうなんですね。そうすると、車輪が滑走路にしっかりとついていない為、車輪のブレーキが利かなくなってしまう為、そのことを避ける為にグランド・スポイラーを立てて揚力を消しているのだそうです。
③ エンジンの逆噴射のブレーキ
エンジンの逆噴射は、必ず使われるブレーキとは言えないそうで、パイロットの判断で補助的に使用するのだそうです。しかし、「逆噴射」というと、エンジンの反対側から排気を噴射して。。。って考えたくなりますが、実はそうではなく、噴射していた排気を後方から斜め前方に排出するように変えて居るのだそうです。排気の流れを制動することにより、ブレーキの役割を持たせているのだそうです。