ちょっとプジョーとは関係のないクルマの話題でしょうか?
世界最初のレースは『パリ~ルーアン(1894年)』でプジョーが優勝した!ってことは、すでにご紹介しましたね。
日本最初のモーターレースは、日本自動車百年史によると、明治34(1901)年11月3日に行われているそうです。2輪、3輪、4輪、の3台のガソリン車が、上野公園不忍池を周回するというものだったそうで、この日の競走では、正確なタイムが計測され、新聞各紙に報道されたそうなんです。
それでは本格的な『日本で最初の自動車レース』は一体、いつどこで行われ、どこのメーカーが優勝したのでしょうか?
調べてみると、1963年5月2日に、日本最初の自動車レースが行われたとの資料がありました。
日本最初に開催された場所は、『鈴鹿テクニランド(三重県鈴鹿市郊外)』で行われています。(鈴鹿サーキットと言った方が解りやすいでしょうかねぇ~)世界初の自動車レース「パリ~ルーアン」からすると、何と約70年も遅れてからの日本初開催だったんですね。観衆数は約10万人も集め、米海兵軍隊のマーチや花火、数千個の風船や豪華なゲストとともに盛大に行われています。
第1回日本グランプリレース
第一レース?は400cc以下クラス。
午前9時30分にスタートし、スズライトが優勝しています。
第二レース?は、400cc~700ccクラス。
パブリカが優勝(6位まで独占)
第三レース?は、1300CC以下国内スポーツカーレース。
日野自動車のコンテッサが参加。このレースは、西ドイツのDKW、アウトユニン、イギリスのオースチンヒーレー、MCミゼットなどのヨーロッパ車も参加しています。
コースの特徴としては。。。
コース1周:6km。ホームストレッチから第一スプーンまでが直線。スプーンの先はやや昇りで左右のカーブが蛇行するようにあり、立体交差して直線に近いところで20Rのヘアピンとなり、そこから昇り、そして下りとなり、右に大きくカーブしたあとは第二スプーン、直線の昇りとなり、平たい道路ホームストレッチになっているといった具合でした。(男性の方は、TVゲームで走ったことがあるので解りますよね。Suzukaサーキットです。)
鈴鹿は、もともと二輪車用に設計されたということで、道幅がやや狭いというコースです。レースは、このコースを13周するという設定だったそうです。
9週目ぐらいまで、国産コンテッサが首位を走る大健闘と言える快走を見せました。しかし、やはり、クルマの差でしょうか、首位はオースチンヒーレー、DKW、コンテッサの順となっています。しかし、車検で失格となり、首位がDKW、2位が国産 日野コンテッサとなり、ヨーロッパ車に交じった国産車の大健闘が光りました。
しかも、最高ラップタイムは、コンテッサが獲得。3分28秒2。平均時速約103,8km/hだったそうです。