『木』というと、地面から上に向かって生えますよね。たとえ横向きに植えても幹はやがて空に向かって伸びていきます。また、反対に『根』は地中の方へ向かって伸びていきます。
なぜなんでしょうか?
これは簡単ですよね。地球には重力があるので、その重力を植物は感知し、ホルモンの濃度を調節し、茎は空に向って、根は地中へと生えて行くんですね。
では。。。。。
無重力状態だったら、『木』はどう伸びるんでしょうかねぇ~?
みなさん!どう思いますか?
この実験は、真面目に?(笑)スペースシャトル内の実験室でレンズマメを使って調べられたそうです。
その結果はというと、根の伸びる速さは通常と同じだったそうですが、根の伸びる方向はあっちにこっちに迷走したそうです。と言うことは、根は無重力状態では、根の進むべき方向を見失ってしまったということになりますね。しかし、遠心力によって重力をかけてやると、根は外側、つまり、重力の方向に伸びていったそうです。
当然の様なことに感じるんですがね(笑)。
植物が重力を感じるところは、根の根冠の部分や茎の維管束鞘の部分などにある平衡細胞なんだそうです。この細胞の中にある平衡石が沈むことにより、植物は重力方向を感知しているそうです。無重力状態に置かれたレンズマメの細胞では、この平衡石の位置が通常とは異なっていたそうです。