てんびん座(9月23日~10月23日)(春)
てんびん座は、くの字の裏返したような形の星の並びが目印となります。また、β星のズベンエルケマリは緑色をした珍しい星なのです。
てんびん座は春の星座?夏の星座?と言われます。それは、おとめ座(春)スピカとさそり座(夏)アンタレスとの中間にあるからなのです。しかし、おとめ座の道具ということもあり、春の星座とされていることが多いようです。しかし、このてんびん座前はさそり座の一部だったこともあるそうです。
あまり目立たない星座ですので、探すのは結構たいへんかもしれませんね?
○ 神話からの由来の一説てんびん座はおとめ座の正義の神アストライア(もしくは、農業の神デメテルとも言われる)が持つ天秤を表しています。この天秤は、女神が人間の善悪を量る道具として使っているんだそうです。
その昔、人間が地上に住むようになった黄金の時代の頃は、罪悪のない時代だったそうな。。。そして、みんな幸せに暮らしていました。時が流れ、銀の時代、青銅の時代になると人々は争いごと起きるようになりました。そして、鉄の時代を迎えます。その鉄の時代になると罪悪がはびこり、人間は戦争などを起こすまでになってしまったのです。神々はそんな人間たちを見捨てて行きました。そこで最後に残ったのがアストライアだったのです。しかし、そのアストライアも殺戮の血にまみれたため、去って行ってしまうということになったそうです。