神風。。。。。
神風と聞くと「困ったときに神風が吹かないかなぁ~。」と思ったりしたことはありませんでしょうか?神風神話を皆さん聞いたことがありますよね。
神風とは鎌倉時代に執権が北条時宗の時に、2度にわたって「蒙古来襲」を神風が吹いて日本を救ったといわれています。では、この神風はいったいなんだったんでしょうか?
今回の思考の自主トレは「神風」を考えてみます。
神風の正体は?????
そうです。台風です。14万人とも言われる蒙古軍はなんと台風の時に攻めてきんですね。当時の船は、当然、風を受けて航海をする帆船です。春から夏に向けて蒙古から吹いてくる季節風を利用して日本に攻めてきました。これが、台風の多い時期になるんですね。
蒙古襲来による神風は、そんな偶然に起きたことなのでしょうか?当然、蒙古軍もそのくらいは知っていたのではないでしょうかねぇ~?ですから、そんなにタイミングよく台風が2度もやって来た!なんてのはありえないことではないのではないかと思います。
一度目の襲来は、日本の偵察に来たといわれています。ですので、もし一気にこの時に攻めてきていたならば、日本は神風(台風)が吹く前に占領されていたかもしれません。
では、二度目の襲来の時はどうでしょうか?
それは、日本の北条時宗が蒙古襲来から日本を守ったことで神風が吹いたとも言えるのです。北条時宗は、蒙古襲来に向けて着実に準備をしていました。それが、上陸を妨げる為の巨大な石垣なのです。海岸側から高さ3mの石垣を上陸しやすい砂浜を包囲するように作りました。その石垣の上から攻撃し、上陸をすることを妨げていたのです。その期間は、なんと!約70日間にも及んだそうです。蒙古軍は海上で足止めとなってしまい上陸出来ず、そして、日本にとって待ちに待った神風(台風)がやってきたという訳なのです。
ですから、神風の恩恵を受けるには、こういえるのではないでしょうか?
「台風が神風となるには、水面下で相当の努力があった」
偶然で神風がくる確立はかなり低いものです。運は自分で引き寄せるものなのです。当時の様々な努力や状況を無視し、成功した部分だけ強調していては、間違った方向に進むかもしれません。
神風は偶然には吹きません。今どういう状況なのか?今何をすべきなのか?こんなことをシッカリ考えて周到な計画を立て、努力を怠らない。そうすると、神風が吹く可能性は非常に高くなるのです。100年に1度といわれる今の時代を乗り切るためには、神風を待つ為の良い教訓なのかもしれません。