雷のは、極めて狭い範囲の短時間で起きます。天気予報でこの地域でこの時間!なんて予測するのは非常に難しいものなのです。
厚い雲が発生していたあたりが暗くなってきたり、入道雲(積乱雲)が発生してきたりしたときに雷の音が聞こえた時はすでに危険であると思っていても良いでしょう。
ご存じの通り、身につけている貴金属類に雷が落ちやすいといった話がありますが、根拠は無いそうですね。性質としては、雷は高いものほど落雷を受ける危険性が高まるそうです。ですので、周りに高い建物などが無い平野ではなるべく低い姿勢で両足の間隔を狭く(万一落雷した時に地面を流れる電流が体の中を流れて負傷する危険が高まる)して安全な場所に避難します。
当然ながら、傘をさすとか釣り竿、ゴルフクラブなどを振り回すのは大変危険だと言う事は言うまでもありませんね。
今回は、落雷についてのご紹介です。
◎ 建物の中にいると安全か?
一般的に鉄筋コンクリートや木造の住宅にいれば落雷しても安全だと言われます。しかし、建物に落雷があると、電線や電話線をはじめ柱や壁などから伝わって電流が流れる恐れがあります。ですので、電気製品や壁や柱などから少なくとも1m離れているのが安全だそうです。また、電線や電話線を伝って落雷した電気が伝わりますので、コンセントに差し込んでいた電化製品は一瞬にしてダメになってしまう可能性があります。1月の話ですが、当社の社員の自宅から150mぐらい離れた家に落雷したそうで、その時は自宅のブレーカーが落ち、パソコンが壊れていたそうです。また、落雷した家の電化製品はすべてパーになってしまったとか。。。恐るべし!落雷!ですね。ですから、雷が鳴っている時は、電化製品のコンセントを抜いておくことがお勧めだそうです。
なかなか出来ない事ですがねぇ~(笑)。
◎ 自動車や電車の中は安全か?
鉄で囲まれた自動車や電車。雷がもし落雷したら、乗っていた人はいったいどうなるのでしょう。
これは、ご安心あれ。自動車や電車では全体が金属の箱で出来ている為、電流はその箱?の表面を伝って地面へと流れます。しかし、車体に直接触れているなど導電性のあるものに触れていた場合は電流が伝わる危険性があります。ですので、伝導性があるものには触れない事が大切です。
* TVであった雷実験では、米粒ぐらいの傷みたいなものがボディーについていました。そして、タイヤに一筋の線みたいなものがあり、地上へアースされたことを物語っていましたね。しかし、中のドライバーの方はスゴイ音のみで、電気は全く感じなかったと言っていました。
◎ 高い木の側は危険?
レジャーの時など、近くに雨宿り出来そうな建物が無く、木の下で雨宿りってことがありますよね。しかし、雷が鳴っている時には大変危険なんです。ある意味何もない平野での一本のだけ立っている木(電柱なども含む)などは避雷針の役割を担ってしまうのです。
と言う事は、気の真下なんてもう最悪ですよね。木の高さの半分程度の距離で4m以上離れるのが基本であることは言うまでもありません。
高さのあるものに対して「保護範囲」ってものが存在します。もちろん、5m以下のものには存在しないのですが、高さが5~30mほどの木や電柱、ポールなどのてっぺんから45度の角度で見上げる位置が保護範囲なのです。ですから、その位置に両足を揃えてそこに避難すると安全性が高まるんだそうです。
まあ、いざって言う時には、どれもこれも実行するのは難しいと思います。ゴロゴロって鳴ったら毎回やるのか?なんて声が聞こえてきそうです(笑)。確かに毎回するかどうかは本人次第ってことになるんでしょうが、あまり雷が酷いなぁ~って感じた時やレジャーで行った時ぐらいは知っていて損しない知識ではないでしょうかねぇ~(笑)