忙しい毎日。夜空をふっと見上げてみると気持のリフレッシュになるかもしれません。
今見ている星の光は何百・何千光年前の光なんだろう。もしかしたら、その星は今存在していないのかもしれないとか考えると人間の存在なんて本当に小さいものだと感じてしまいます。
今回は四季折々の夜空の○角形シリーズ?最終回「春の大三角形」
春の大三角形は、うしかい座 α星/アルクトゥルス、おとめ座 α星/スピカ、しし座 β星/デネボラの3つの星を結んだものを呼んでいます。これも、夜空では明るい星ですので見つけやすいと思います。これにりょうけん座のコル・カロリーが加わると春のダイヤモンドと呼ばれているんです。
こうやって見てみると、季節折々にいろんな星が楽しめますね。
◎ 春の大三角形を見つけよう!
まず、春の大三角形は何処にあるかと言うと、4月は午後10時頃、5月は午後8時頃には、南東にあります。
この大三角形を簡単に見つける為には、まず、北斗七星を見つけましょう!(これは、流石に見つけることができますよねぇ~)その柄杓に形をした北斗七星の柄の部分の曲がった感じをそのまま南の方にのばしてみてください。
すると、オレンジ色に光る星があります。このオレンジ色に光る星がうしかい座 α星/アルクトゥルス(0等星)なんです。そして、それをさらに伸ばして見ていくと白く輝く星があります。その星が、おとめ座 α星/スピカ(1等星)なんです。(北斗七星からスピカまでのカーブを「春の大曲線」と呼んでいます)
そして、そのアルクトゥルスとスピカまでの直線の右側にある正三角形になる星が、しし座のシッポ β星/デネボラとなります。しかし、このデネボラは2等星なのでちょっと二つの星より暗いのでご注意ください(笑)。
これらの3つの星を結んだものが「春の大三角形」と呼ばれるものなんです(結構、思ったより大きいです)。ぜひ、探してみてください。