◎ エンジン&トランスミッション308のエンジンは、2種類のBMWと共同開発された1.6ℓ ツインスクロール・ターボユニットを搭載してます。
ターボというとターボラグが発生します。しかし、このユニットはエンジンからの排気を2つの経路に分割し交互にターボユニットに供給することにより小さな流量でも十分に過給圧を確保することができます。
その効果もあり、1,400~3,500rpmの回転域で最大トルクを発揮させています。
これは、ドカンとくるというターボでは無く、下からの吹け上がりが強く、非常に扱いやすいターボでもあるということになるのです。
EP6DT型エンジンを搭載するのはCieloとPremiumで、最高出力140ps/最大トルク24.5を発揮します。1000rpmから過給が始まり、1400~3500rpmで240Nmの最大トルクを維持します。トランスミッションはというと、PSAグループとルノーの共同開発で生まれた4速ATのAL4で、もちろんティプトロニックとなっています。
4速という数値は皆さんにとって物足りなく感じるかもしれません。しかし、AL4の変速ギア制御に改良が重ねられ、ターボの吹け上がりがダイレクトに非常に楽しく感じられるものとなっています。
EP6DT型エンジンを搭載するのはGTi。最高出力175psを発揮する高出力ユニットです。ノーマルブースト時でも1600~4500rpmで240Nm(24.5kg-m)という最大トルクを発揮します。ミッションは6速マニュアルミッションのみとなっており、扱いやすいターボエンジンとのマッチングは一目置かざるおえません。