最近我が家の雛人形は、押入れに入りっぱなしで、最後にその姿を見たのは十年ほど前だった記憶があります。雛人形、出すときは良いんですが、片付けるのが面倒くさいのが一番の理由かなぁ~。まあ、子供が大きくなって、あまり興味を示さなくなったから!って言い訳なんですけど(笑)。
今日は、雛祭り・雛人形について、調べてみようと思います。
いろいろと説が、またまたあるんだろうなぁ~(笑)。
○ 雛祭りの歴史
雛祭りの歴史には、さまざまな説があります。
正直なところいつ頃から始まったかは定かではないようです。日本での起源としては、平安時代には既に平安貴族の子女の雅びな「遊びごと」として行われていたという記録が現存しています。それが、江戸時代になると、「飾り物」としての意味合いと、「雛人形に災厄を身代りにさせる」という祭礼的意味合いが強くなり、武家子女などの身分の高い女性の嫁入り道具の重要な家財のひとつとなっていたんだったそうです。
その他には、雛あそびと節句の儀式が結びつき、徳川五大将軍綱吉の頃に3月3日になったという話もありました。
○ 雛人形の並べ方
雛人形の並べ方を、資料を見ないで並べられる人がどれくらいいるのでしょうか?
☆雛人形の構成員(笑)は以下の通りです!☆
雛人形は、宮中の天上人の装束(平安装束)を模しています。
*親王(男雛、女雛)は天皇、皇后を表しています。
*官女(三人官女)は宮中に仕える女官です。
*五人囃子は能のお囃子を奏でる五人の楽人で、「太鼓」「大皮」「小鼓」「笛」「謡」となっています。
*随身(ずいじん)の人形は随臣右大臣と左大臣と同時に衛士(えじ)でもあります。
*仕丁は従者を表し、通常3人1組となっています。
並べる順番は?雛段に向かって!でご紹介します。
一番上の段:左 男雛、右 女雛 (京都では古式の反対に置きます。これは、中国との密接が強かった時代の平安時代の並び方では、天皇は右、皇后が左だったとか。偉い人のほうが向かって右という慣わしがあったためです。)
* ここで余談ですが、カップルで並んで歩く時は皆さん相手の方はどちら側にいますか?そのカップルを見た時、右に男性(向かって左)だと亭主関白で、女性が右(向かって右)だと女性上位なカップルだと聞いたことがあります(笑)。これは、利き手(右)を預けるという行為は、相手に自分を預けるとの心理があるようなんです。ですから、手を繋いだりしても右手をフリーに出来る右側の人が、左側の人を守る!と言うことになるんだそうです。サウスポーの方は違うのかも。。(爆)
さて?皆さんはどちら側に立っていますか?(笑)
ちょっと気を取り直して。。。
☆ 雛人形の一般的な並べ順(ひな壇に向かって)
最上段:お内裏様とお雛様
二段目:三人官女
銚子(立)、三方(座)、長柄の杓 (立)
三段目:五人囃子
太鼓・大皮・小鼓・笛・謡
四段目:右大臣と左大臣
右大臣(若い方)、左大臣(年配の方)
五段目:三人仕丁
関東:台傘(怒)、沓台(泣)、立傘(笑)
京都:箒(怒)、熊手(泣)、ちりとり(笑)
六・七段目◆調度品
調度品は、ハッキリこれ!といった並べ方は無いようです。
さて?ご家庭で飾られている雛人形の並び順はいかがでしょうか?合ってますか~?
合ってない方は即!並べ直しです!(笑)